物足りなさを感じた - 今日、恋をはじめますの感想

アニメなのか…？

これをアニメって言っていいのかがちょっと怪しいところではありますけどね。だってコミックが動いてるだけのところとかあったから純粋にアニメとして見るとん？って思いますね。でも一応アニメーションっていうくくりではあっているから大丈夫なんでしょうけど。ただ私的にはしっかりアニメーションとして動かしてほしかったなーっていう気持ちがありますね。だってアニメとして動いているシーンがあんまりなかった気がしますもん。でもまぁ、これはこれで悪くないなとも思いますけど、物足りなさはありましたね。アニメ化って言ってたから何話かやってくれるのかと思ってたらまさかの２巻で終わっちゃうっていうね。たぶん元々テレビで放送する用には作ってなかったからっていうのもあったんでしょうけどちょっと悲しかったです…どうせならもう少しやってほしかった…というよりも付録とかで終わらせてほしくなかったなっていう気持ちがありましたね。この作品が好きな人って結構いると思うんですよ。しかも水波先生の作品てアニメ化したことなかった気がするんですよね。だからそういうところでも思いきってテレビアニメ化するくらいの勢いがあってもよかったと思うんですよね。それくらい冒険してみてもきっと間違いはなかったような気がします。

ちょっと複雑ではありましたけど、一応アニメとして受け入れてみることにしましたよ。なんだかんだと文句は言っても結果これはこれで楽しめましたからね(笑)なんて言うか新しいジャンルのアニメとして見れば見れないことはないかなって。むしろ開拓してくれた作品でもあると思います。コミックを動かして声を当てるっていうのはドラマCDともまた違うし、ただのムービーコミックとも違って２つの間をとった形のアニメだと思いますね。

名シーンが動いてる！

アニメの何がいいって名シーンが動いてくれるのがいいんですよね。つばきが京汰に告白して振られようとしているあのシーンが見れて感動しました。あそこは本見てても切なかったですもん。京汰に嫌われたと思って身を引こうとするつばきのいじらしさというか…でも泣いたりとかするとうざがられるかもとか考えた末のシロクマ。つばきらしい発想だなって思いました。そしてまたつばきのあの弱々しい感じの話し方が伊藤さんによって再現されてましたね。つばきにピッタリな声だったと思います。京汰の声も浪川さんだったし。もー浪川さんのイケボはほんと反則ですよ。しかも京汰みたいにプレイボーイでちょっとＳっ気のある役をやった日にはもう耳が死んじゃいますよ。こういうイケメンの役やらせたらほんとピカイチだと思いますね。この二人がほんとにハマっててやばかったです！それで名シーンの数々がアニメーションになったらほんと永久保存版ですよ！ことある度に見てキュンキュンしたりちょっと泣きそうになったりしましたからね。

いいとこ取りな感じ

２巻で終わりっていうだけあってさすがに最初から全部原作通りにってわけにはいかないんですね。だから漫画のなかで人気のシーンとか二人の関係が変わるような話のところをピックアップしてた感じが強かったので、まるで総集編を見ているかのような感覚になりましたね。でもこれはこれで胸キュンシーンとかをまとめてある感じなのでいいなって思いましたけどね。スピード感があってあっという間に終わっちゃった気もしますけど、見たいシーンが詰まっているので私的にはありだなって思いました。むしろこれだけ短い中にあれだけ盛り込めたら申し分ないと思うんですよね。でももうせなら全部終わってから完結するところまでアニメでやってほしかったなー…。後半が特に名シーンが目白押しだからやるなら後半くらいをやってほしかった気持ちです。むしろ第３弾くらいでもう一回アニメ化してくれないかなーとか淡い期待を抱いちゃいましたね。

スピード感があった

なんせものすごく物語が早く進んでいった感じがありましたね。出会ってから付き合ってほんとに両想いになるところまでが怒濤でしたね。省略された感が半端なかったですけど(笑)だからきっと原作読んでない人が見たら全然話についていけないんだろうなーってぼんやり思いながら見てましたね。一応ナレーション的な感じで説明はあるけど、それも流れるような感じで進んじゃうから原作読んでてもついていくのに大変だったところはありましたね。OVAだからしょうがないと思って見てましたけど、それにしてももう少し話に膨らみがあっても良かったのにな～ってほんのり思いました。起承転結はしっかりあったんですけど、盛り上がりがあんまりなかった気がするんですよね。だからなのかぬるっとストーリーが進んでいってる感じが終始ありました。これがもっと膨らみがあっても展開がいろいろあったらよりいい作品になってたんじゃないかなって。だってつばきと京汰の二人の関係が大きく変わるところとかがあっさり過ぎちゃった感じがあったのが残念で…ほかにも私的には盛り込んでほしいところとかいっぱいあったのにそれがナレーションで終わっちゃったりして…(涙)何が残念ってそこが一番でしたね。

他のキャラが…

私の気のせいなのかもしれませんが、他のキャラがあんまり登場してこなかったような気がするんですよね。まぁ、前半がメインの話だったから登場キャラが少なかったっていうのもあるのかもしれませんけど、ここまで登場キャラが少ないのもそうないと思うんですよね。だからつばきと京汰の二人しか出てきてないんじゃないかって思っちゃいましたね。だってサブキャラが３人くらいしか出てきてませんでしたもん。それもみんな一言、二言喋るかなくらいの出番だったし。どうせならアニメオリジナルのキャラとかが出てきてもよかったのかなって思いましたけどね。アニメあるあるじゃないですか。オリジナルキャラって。その方が原作とはまた違った楽しみがあるっていうか、アニメならではの楽しみ方があったと思います。声優さんもそれなりに豪華な人をキャスティングしてるのにもったいないなって思っちゃいましたね。もっと出番があってもいいはずなのにその人たちが出てくる場面も見事に省略されてましたからね。アニメ化ってお金かかってるはずなのにもったいない使い方してるなと思いますよ。そう考えると普通にアニメ化した方が良かったんじゃないかなーとも思ったりして何となく複雑な気持ちになりますね(汗)まぁ、メインキャラ二人が目立つのはいいことなんですけど、その代償が大きすぎるっていうか。西希とさくらがくっつくところを描いてくれるのでもよかったと思うんですよ。、なんせ原作ではそんなに描かれてませんでしたからね。アニメだからこそのストーリー欲しかったですね。どうせやるならアニメならではってところがあってほしかったなっていうのが感想として残りますね。ただ原作をまとめてみたって感じがありありな気がしてどことなく不完全燃焼みたいなところがありました。やっぱりそう考えるとアニメ化するのって難しいんでしょうね。特に少女漫画とかって特にそういうところを気にしながら作らなきゃいけないだろうから余計に大変なんだろうなとは思います。でもだからこそ色々工夫して私たちを飽きさせないようにしてくれているんでしょうね。そして何より原作へのリスペクトを忘れてない辺りもさすがだなとは思います。