ワクワク感が止められない!!
キャラの個性が光る
星馬豪のハチャメチャな性格は、映画でも拍車をかける。藤吉が用意したヘリから、ガンブラスターを破壊するために撃たれたミサイルの上に乗り、リオンを真剣に説得するシーンは見ている人間に驚きと笑みが漏れる。
烈兄貴は、豪としょうもない喧嘩をしながらもお互いを助けるときは息の合った行動をする。ミニ四駆に対する思いは豪にも負けない熱さで、リオンに本音でぶつかっていく姿がカッコいい。
リオンも最初は一匹狼な感じで、一人でガンブラスターを助けようと背負いこむが、藤吉・リョウ・J・烈・豪の本気のおせっかいに段々、心を寄せていく姿や協力して笑顔になる姿が可愛く思える。
大人キャラの出番が少ない。作戦と助言とサポートにまわるだけで、ガンブラスターを守る行動は豪たちに任せているのも面白くしている要因の一つではと思う。
興奮材料が多い
ミニ四駆の疾走感が魅力的。盛り上がりの時のBGMが掛かるとゾワゾワ鳥肌が立つ感じが面白い。男性だけではない、女性も見ていて気持ちが昂る。自分だけのミニ四駆を作って走らせたいと思ってくる。現実には起こりえない動きをアニメだ表現できるワクワク感も楽しさの一つ。
リオンのガンブラスターを守りきれないと思わせるシーンが何度もあるが、あきらめないで何度も挑戦していく豪たちを見て応援したくなる。
豪たちが持っている、ミニ四駆に対する情熱と信頼がマシンにも伝わる瞬間が最後にあって感動する。
ビクトリーズ声優さんは全員女性なのに、少年の声に聞こえるのがいい。キャラと声が調和していてどっぷりレッツ&ゴーの世界に入り込めるのが嬉しく思います。
映画ならではのスケール
ガンブラスターから発する怪電波で、特殊部隊のヘリを破壊して粉々にしたり、土屋博士が乗っていた大型トラックも操縦不能ののち、ガソリン漏れで大破など容赦がない。ミニ四駆一台に対して特殊部隊のヘリ3機および、戦闘用の戦車型を大量に追跡させる遣り過ぎな所に、大人たちのガンブラスターから発する怪電波に対しての脅威を感じる。
リオンはガンブラスターを特殊部隊から「破壊される」ではなく、「殺される」と発言。リオンにとって、ガンブラスターは一つの命、大切な存在であることが協調されていると感じる。
ガンブラスターの意志だけで走っていると感じさせるために、視点をマシンからに切り替わる所が斬新。自分で分析して他のマシンや特殊部隊のヘリをやり過ごす能力が備わっている感じが出ていて面白かった。
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