日本を代表する刑事ドラマ! - 相棒season10の感想

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ドラマレビュー数 1,147件

相棒season10

4.004.00
映像
3.50
脚本
4.50
キャスト
3.00
音楽
2.50
演出
2.50
感想数
1
観た人
3

日本を代表する刑事ドラマ!

4.04.0
映像
3.5
脚本
4.5
キャスト
3.0
音楽
2.5
演出
2.5

目次

シリーズ第10までつづくわけ


あーやっぱり面白い!相棒シリーズはもはや日本人では聞いたことのない人がいない、日本を代表する刑事ドラマの一つであるといっても過言ではないだろう! 海外の刑事ものとはまた違い、日本の警察ならではの捜査の仕組みから相棒ならではの人間心理を読み解く探偵の要素がうまいくミックスした日本の刑事ものである。海外のようなスケールではなく、ヒューマニズムに基づく人間ドラマの要素が濃いからこそシリーズとしてここまで続いているのであると言える。癖になる相棒の安定感のあるやりとりが、神経をとがらせて観る海外ものとは違い、癒しを与えてさえくれる良さがあるからだと感じる。独特の世界観をもつ刑事が癖のある事件解決へのしっかりとしたプロセスをたどる姿はとても見ごたえがある。

事件解決までのハイセンスなプロセス

刑事ものといえば、やはり犯人が誰か、事件解決が重要視されがちであるが、相棒は一味違う。犯人が誰であるかではなく、なぜその事件が起き、どのように捜査が進み、解決にいたるのかのプロセスが重要視されている。犯人にたどり着くまでの推理、ゼロからのスタートでどのようにあばいていくのか、そのヒントを見逃している自分に気づく時、すでにドラマの中に入り込んでしまっている自分に驚くことがある。そこに気づくのか!っと驚かされる視点でどんどん事件の真相をあばいていく気持ち良さを感じる。相棒というドラマの名前からもパートナーともに捜査を進めていく個性あふれる刑事のペアはシリーズごとに変化していく中でどのシリーズにも一貫して相棒らしさがある安定感を感じるドラマとなっている故にどのシリーズから見ていっても相棒の面白さに引き込まれていくであろう。

人間くさい刑事ドラマ

日本の刑事ドラマらしさをもつこの相棒シリーズは、事件の背景、その事件がなぜ起こったかゆっくりとひも解いていかれる。その中で見ている側も事件の犯人と共感できる人間の滑稽さや複雑な感情をうまく表現しドラマを通しての学びを得ることもできる、そういった人間くささにあふれたストーリー性が非常に高いドラマだと感じる。個性的な刑事のしっかりとしたキャラ設定は、クラシックで揺らぎのないものとなりとても魅力的に感じる。シリーズごとの時代背景の変化もしっかりとドラマに反映され、捜査方法も最新の技術が取り入れられるなど少しマニアックな観点からも楽しむことができる。事件解決のスマートさは優れた観察力と推理力に加え、相棒とのやり取りの中から生まれるひょんなことからヒントを得て解決へと導かれていくバランスが相棒の味となっている。このドラマに欠かすことができないのはそんな人間くさいやり取りのスパイスなのかものしれない。

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