ホラー映画好きが見てもかなり恐い!
前半:かなり恐いホラー映画
ホラー映画好きなら1番最初のシーンから引き込まれると思います。
監禁されていた女の子が傷だらけで脱出してくるシーン。
その容姿はもう目をそらせたくなる程。
でもここでホラー映画好きは「この映画は他の映画みたいに生ぬるくないぞ!」と
この映画がどこまで、恐く、グロく、そしてそれをどこまで自分が受け入れられるのかチャレンジしたくなります。
この映画はその期待を裏切らない。
前半に出てくる主人公の心の闇を表したお化け、こいつの動きや容姿、かなり恐く仕上がっています。
いろいろ見てきた私ですが、久しぶりに本気で恐いと感じるほどでした。
だからこそホラーは好きじゃない普通の友達には勧められない…笑
後半:前半とは全く別物の拷問映画
後半は女の拷問、拷問、そして拷問
とにかく痛い。
最初は殴る蹴るで痛いだけ。でも最後には女は丁寧に全身の皮をはがされます。
ただ痛めつけるだけじゃないので、どういう目で見たらいいのか…
実験のために拷問にあう女。
「死ぬ間際にいったい何が見えるのか?」それを知りたいおばさんのために
ギリギリまで拷問され、やがて殺されてしまう。
ここで死ぬ間際に女がおばさんに何が見えたか耳打ちし、それを聞いたおばさんは「疑いなさい」と言って自殺。
ここで一体何を耳打ちしたのか、それが明確になっておらずモヤモヤが残ったまま終わります。
これがわからないなら私たち視聴者はなんのために見てきたのか…と思いますよね。
私は死後の世界はとても素晴らしいものであると耳打ちされ、自分も自殺したのかなと思いました。
「疑いなさい」は自分は実験的に自殺するけど、もしかしたら女の復讐かもしれない、死後の世界は素晴らしいものでないかもしれない
そんな思いから発した言葉なのかな…と解釈しました。
正解はどこを調べてもなさそうなので、自分で想像するしかなさそうです。
本当に恐ろしいのはリアルな映像、その理由は?
見た人なら誰でも感じたと思う映像のリアルさ。
殴る蹴るもそうですが、恐がる痛がる女優さんの演技が本当にリアルで…
その理由はなぜか
この映画なんと本当に女優さんを殴っていたそうです。
女優さんがかわいそう!
私もホラー映画に出たい願望はずっとありましたが、こんな仕打ちを受けるなら絶対に嫌!
この事実を知ってからもう1度見るとまた違ったように見えて楽しめる(と言っていいのか)と思います。
頑張った女優さんをたくさん見て欲しい!
そういった意味でもこの映画は本当に恐ろしいと思います。
ホラー映画好きな人がどんなグロシーンも平気で見れるのはそれはどこかで
「これは作り物だから」と思っているからかなと私は思います。
それが通用しない、とても素晴らしい映画だと思います。
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