裏と表の世界、どっちが裏か?どっちが表か? - ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~の感想

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ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~

3.253.25
映像
3.50
脚本
2.75
キャスト
4.00
音楽
3.25
演出
3.25
感想数
2
観た人
2

裏と表の世界、どっちが裏か?どっちが表か?

4.54.5
映像
4.0
脚本
3.5
キャスト
5.0
音楽
4.5
演出
4.5

目次

以外なキャスティング性に魅了

私が最初に予告を見た時に驚いたことは、大島優子というキャスティングです。あの笑顔が可愛い大島優子が一切笑わない刑事、という役をするのが信じられませんでした。だからこそ、見てみたくなったのかもしれません。意外なキャスティング性がこのドラマを見たいと私を強く引きつけました。

そしてもう1人。私を驚かせてくれたキャスティングは、勝地涼です。私はずっと勝地涼をクールなイメージで見ていたものですから、キャスティングだけみると、なんて暗いスートリーと人物設定なの⁈っとおもったことを覚えています。しかし!!勝地涼のあの明るく、でも謎めいた演技‥‥。魅了されました。もっと見たい!もっと見たい!と一瞬でファンになりました。このドラマを見続けたいと思わせてくれたのは勝地涼の力がおおきかったかもしれません。

新境地、ヤクザと足抜けを手助けする警察⁈

ヤクザや極道の世界は他のドラマや小説、度々流れるニュースなどでもその世界を少ーーし覗くことはできるでしょう。いつ見ても、怖くて暗くて残酷で‥‥。必ずとはいいませんが、いいイメージを持っておられる方はいませんよね?私もその1人です。でも、テレビだからこそ、ドラマだからこそという好奇心と同時に覗こうという行動に出るのです。これも私がこのドラマを見たいと思った理由の一つです。見て驚き!ヤクザや極道の世界を中心に描くのではなく、警察が舞台だったとは!驚きでした。予告をあまり深く見ていなかった私はてっきり、大島優子がヤクザ役でもするのかなー?ギャップがすごいなーなんて思っていたものですから‥‥笑。あの時の衝撃は楽しかったです。こんなドラマがもっともっとあったらいいのにと思います!ヤクザからの足抜けを手助けする警察。は?どゆこと?→きになる!になるのです。だって、何回読み返しても、ヤクザからの足抜けを手助けする警察。意味わかりません。こんな部署があるの?本当は警察じゃないんじゃないの?いろんな考察が頭をよぎる中、大島優子の心の奥に輝き続けている正義の光。怖くて、暗くて残酷なヤクザの世界と対象に、輝き続ける正義の光は、決して消えることのない正義の光は、視聴者を知らず知らずのうちにドラマの中へ世界へ引き込んでいるようでした。私もその中の1人です。ここで疑問が浮かびます。なぜ、大島優子はこんなにもヤクザを憎んでいるの?笑わないの?なぜこんなにも必死なの?っと。これが明らかになっていくのがドラマですが、明らかになるのが待ちきれないほど楽しみで、それと同時に大島優子に隠された大きな秘密を知ってしまうのはどうも気が引けてしまう‥‥そんな微妙な心の葛藤が少しありました。でも!やっぱり気になっちゃいますよね、たかがドラマですものね。こんな考えの人は私以外にもたくさんいるのではないでしょうか?そんな方々は驚かされたかと思います。こんなに深く残酷で涙が出るほどの大きな秘密があったなんて。衝撃の強さは並ではありませんでした。そのぶん、またこのドラマに引き込まれたのも事実です。そして、このドラマに対する見方が大きく変わりました。ヤクザを憎む女から、ヤクザから父を助けたい。そんな優しい女に大島優子が見えた時、このキャスティングは正解なんじゃないか?と初めて思いました。突きつけられる現実に仲間は戸惑いました。大島優子を突き放すのか‥‥っと思いきや!今まで以上に大島優子のためにと奮闘するのです。この仲間たちも大島優子にとって初めて暑苦しい感じでしたが、このこのになると、かけがえの無い大きな存在になっていたと思います。私もこの仲間には涙を流しました。暗い闇を持つ仲間をすくい上げてあげよう。助けてあげよう。こんな仲間にはそうそう出会えません。ドラマだから?いえいえ、そんなことない!っと自分で自問自答しているのが、分かりました。

大島優子はこのまま笑わないの?

いよいよお待ちかねの最終回!ここで疑問が‥‥。本当は可愛い笑顔を持っていた大島優子。昔のフラグとして、笑っていた頃の映像も流れています。笑わなくなった大島優子。笑ってほしい!!!っと願ったファンはどれだけいるでしょうか?ほとんどそう願ったことでしょうね笑。全てが片付いた最終回の終盤!やっときました、大島優子の笑顔。声色も明るく、くしゃっとしたあの無邪気な笑顔はいまだに脳裏からはなれません。それほどあの笑顔には大きな意味があったとおもいます。ただの笑顔でない。この残酷なストーリーがあってこその笑顔だったとおもいます。さすがスペックを作り上げたスタッフたちですよね〜笑。視聴者を飽きさせない、引き込む、魅了するといった工夫がいたるところに、そこたらじゅうにばらまかれていました。何度見返してもいいドラマだったとおもいます。こんなドラマがあれば、視聴者食いつくのではないでしょうか?最近は本当にヤクザの抗争もありましたし、ドラマにしてみるのとも、今は視聴者の関心がありますので、良いかと思います。

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他のレビュアーの感想・評価

もっと視聴者目線で作ってほしい

視聴者おいてけぼりの印象…この作品は、警察に実際に存在する、ヤクザ更正を管轄する部署、通称「足抜けコール」を題材にしていて、すごく興味を引かれると思いました。しかし、ドラマとしてはちょっと残念だったかなと思います。まず、ストーリーが「視聴者がヤクザの不必要性を理解している」前提で進んでしまっていることに違和感を感じました。確かに暴力団は良くないものですが、一般の視聴者は、ヤクザが具体的に、社会やカタギの人にどのような迷惑をかけているのかが分からないと思います。主人公の麦秋はヤクザを徹底的に許さず、ヤクザを辞めたいという依頼者にも、「カタギの方に、今まで迷惑をかけてきたのだから、もっと苦しめ」というような接し方をします。また、過去にヤクザの指詰めを幇助した女医を、「ヤクザと関わった者は一生苦しむべき」と追い込みます。しかし、見ているこちらはヤクザに対しての憎しみ等がいまいちピンとこないの...この感想を読む

2.02.0
  • naonao
  • 90view
  • 2018文字
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