爽やか - ぴんとこなの感想

稽古と恋でハラハラドキドキの展開が見ものです。

主人公が稽古の練習を真剣にする姿は思わず，観ているこちらも応援したくなります。

恋も稽古もライバルがいるので燃えられるのでしょうか。私もこんな学生生活を送ってみたかったようにも思います。人は生きていく中で人それぞれのドラマがあります。悔しかったり，嬉しかったり色々な事があります。そんな中でも例えばライバルが一時期は相手の方が追い風があたっているようで物事が順調そうに見えて羨ましくみえる時があります。

何で自分はうまくいかないのかと落ち込む事もあります。この作品にも主人公や他の登場人物がそうに思っている状況なのだろうと観ていて感情移入する場面がたくさんありました。

人は辛い事や悲しい事を生きていく中で乗り越えながらまわりに支えられているんだと思います。

そういう気持ちに何度もさせられるような作品と感じました。

主人公と主役を競うライバルとは何度かぶつかり合います。発表会でも関係がギクシャクしている時はお互い良い発表会はできていませんが，それを乗り越えると最後には息のあった今までで最高の演技を見せる事ができます。主人公が全部の力を出しきって見せた安堵の表情は大変な事を乗り越えた時にしか味わえないご褒美だと思います。

そのシーンは私は１番素敵だと感じました。