浮浪雲
この漫画は、もともと主人が集めていたもので、私は絵がすきになれずずっと邪魔扱いしていたものなんですが、妊娠中に暇つぶしに読んでみて、はまりました。100巻を超えるので、なかなか長いですが、全体的には続き物ですが一話一話で完結するので、よみやすいです。時代背景は、幕末。武士の家に生まれた主人子の話です。主人公は私が思うにいつもぼけっとしていて、女好きで、酒好きで、仕事嫌いで、、、みたいな人です。きれいではないけどいつもにこにこしている奥様と勉学に励む(たまにさぼりだす)息子、その妹、娘の4人家族です。品川で駕籠屋さんをしていて、いろんな事を普通じゃないやり方でかいけつしていくような漫画です。人との付き合い方や、子育ての仕方など、新しい目線で教えてくれる作品です。なかなか思いつかないやり方で、物事をさらっとこなしていくのを見ていると、感心したり、笑わされたり、たまに少し涙がでるような。私は主人公が大好きで、こんな旦那さんがいたらいいな、と思ったら、次の話ではあ、やっぱりこんな父親はだめだな、とか色々思わせてくれます。こんなに何度も読み返してしまう漫画ははじめてでした。古本屋さんでかなり安く売られているので、ぜひ読んでみてください。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)