スポコン…ではない? - ロウきゅーぶ!の感想

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アニメレビュー数 2,474件

ロウきゅーぶ!

4.004.00
映像
3.50
ストーリー
3.75
キャラクター
4.50
声優
4.75
音楽
3.75
感想数
2
観た人
2

スポコン…ではない?

4.54.5
映像
4.0
ストーリー
4.5
キャラクター
5.0
声優
5.0
音楽
4.0

目次

もうスポコンだけの時代じゃない!

ロウきゅーぶ! そう聞いて私が思いついたのは籠球。当時中学生だった私はバスケといといという言葉になれしたしんでいた。

バスケのアニメなら…そう軽い気持ちで私はこの作品を見始めた。運命の出会いだった。

本当はスポーツアニメというのはどうも苦手で、本来ない動きばかり。実際の練習に応用できないなら意味がない。そう思っていた。

しかし、ロウきゅーぶ!は違った。全く違ったひきこまれ方だった。

「おーおにいちゃん!」

思ったアニメと全く違った。

まさかの小さな女の子と高校生のお兄さんとのアニメだったのだ。

「…ひなた…かわいい。いや、みんなかわいい!」

そう思った時にはもうハマってしまっていた。

あえてここで昴くんの言葉を借りさせていただこう。

「全く小学生は最高だぜ!」

この豪華な声優陣は…?

「お兄ちゃん!」

「すばるーん!」

「すばるさん!」

高校生コーチ昴の事を小学生の女の子たちが様々な呼び方で呼ぶ。

その声はもちろん様々。

すっかり私はこの声にハマってしまった。

みんながみんな全く違う声質。

当たり前なのだが当たり前じゃない。

何故なら一人ひとり素晴らしい声をしているのだ。

例えばもっかん。純粋な優しい女の子らしい声がする。

"応援したいな"

そうおもわせる声なのだ。

また違ってまほまほ。

元気な女の子声なのだがそれだけじゃない。拗ねた時の声がまたたまらないのだ。

お金持ちのお嬢様。さぁ私に従いなさい?というような声だったとしたら…一体誰ががんばれ!、とそう純粋に応援したのだろうか?

やはりキャラだけではなく声が大切なのだ。

最後にひなた。ひなたの声優を務める小倉唯さんは本当に大人の女性なのか?そう驚くほどのロリボイス。

私は全くお兄ちゃんでもなんでもないのに

「お〜お兄ちゃん!」

その声だけで毎日頑張ろう。そう思わせてくれる。何て素晴らしいのだろう?

そう。だからロウきゅーぶ!の素晴らしさはキャラやストーリーだけでなくアニメ版でのみ楽しめる声優陣の素晴らしさも魅力なのではないであろうか?

キャラ立ち #とは

このキャラが好き!!!

あのキャラが好き!!!

一つのアニメだけでも一人一人全く違う感じ方をするものだ。

ロリコン?小学生?なにそれ…大丈夫なの?

女ということもあってか眉をひそめられることも多い。

しかし、そんなチープな言葉で表現するようなアニメではないのだ。

なんとも奥が深い。なぜだ?なぜなのだ?

そう考えた時一つ思い立ったのが全てにかんしてキーワードがあるのではないか?という結論である。

「友情」「淡い恋」「スポーツ」

こんな簡単な言葉で表すことはできないがロウきゅーぶ!にはこのような要素がある。

舞台は学園である。

舞台やキーワードを眺め、共通するものは

「経験したことがある」ということだ。

経験。全く異次元のSFは全く経験がないからこそ面白いし、この世界にない舞台であればそんなことも面白いだろうなぁ…そう、"想像"することができる。

ただ想像どまりなのだ。

想像を実際体験することはできるまい。

ただ想像だけでなく実体験があったとすれば…

そうかんがえたことはないだろうか?

ロウきゅーぶ!はその2つを叶える力がある。2つとはなにか?いうまでもない。

"想像"と"体験"だ。

想像とはそのアニメの世界に入ることでバスケットボール部の1員として活躍出来る気になることだ。

それはもちろん個々の想像力により楽しむベクトルは変わってくるし、むしろ現実と切り離して作品を愛でることもあるだろう。

だがそれとは対極にいると思われる体験は全く別物で自分がそれに近い体験をした時にその時感じた心や思いを思い返すことができるのである。

それのなにがいいのか?

そう思う人ももちろんいるであろう。

その良さというものはアニメを通して実体験を上書きすることも思い返すことも全てが可能となるのだ。

それによりアニメと現実。すなわち最近よく言われる言葉で言うなれば二次元と三次元がつながる2.5次元が出現する。

その境地に連れて行ってくれるのはこの

想像 と 体験

この2つの力によるものであるという考えを持つことは容易であろう。

誰もが憧れるアニメ。

そういったものもまたいいのであろう。

現実では素晴らしい出来事しか起こらないなんてことは絶対にないのだから。

だがこれには欠点があってやはり体験がない。2次元は二次元のまま。三次元は三次元のままなのである。

これじゃあいつまでたっても作品を表面から様々な角度で見ることしかできないのではないのだろうか?

中からしっかりと作品を見つめることはできないのであろうか?

小学生や高校生。後者は体験したことのない人もいるかもしれないが前者は体験したことのある人が大半を占めるはずだ。

みんなが羨む人物。完璧な人物。

前者は存在しているのだろうが、後者は存在しない。

そんな事実を見つめたうえでもう一度この作品。ロウきゅーぶ!を見つめなおすとまた違った発見があるのではないであろうか?

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細かな設定様々な個性をもつキャラクター達が大きな魅力のロウきゅーぶ!そのキャラクターたちには普通にみてるだけでは見逃してしまうほど細かな設定が決められてます。学校の成績、好きな食べ物などがアニメだとアイキャッチで挿入されてます。それ意外にも履いているバスケシューズのメーカーや種類が事細かに設定されていているのでバスケ経験者の方はお揃いのシューズを履いている子が居るかもしれませんね。調べれば細かな設定もわかるので調べた後にもう一度見るとまた違った見方ができて面白いのでおすすめです。超豪華声優ロウきゅーぶ!はなんといっても声優が豪華!慧心学園女子バスケットボール部ヒロインたち5人の声優さんはみんな他の作品でメインヒロインを多数やっているような人ばかりです。出番の少ないキャラクターでも有名な声優を起用していて声優ファンがみていると「あれ…この声!」となることが多いですね。今まであまり声優に注...この感想を読む

3.53.5
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