海洋天堂のあらすじ・作品解説
「北京ヴァイオリン」の脚本で知られるシュエ・シャオルー監督が、自身の自閉症児施設のボランティア経験から脚本、監督をつとめた、2010年公開の中国/香港映画。撮影は「レディ・イン・ザ・ウォーター」のクリストファー・ドイルが担当、音楽は「風の谷のナウシカ」の久石譲。 21歳の自閉症と知的障害の息子ターフーを男手ひとつで育ててきた水族館員シンチョンは、ガンで余命わずかと宣告され入水心中を図るが、泳ぎが得意な息子に助けられ失敗。彼が一人で生きて行けるよう様々なことを教える決意をする。隣家の女性チャイや水族館の館長などの助けで彼の亡き後、預ける施設も決まるが…。 シンチョンを世界的アクション俳優ジェット・リーがアクション無しで演じ話題となった。ターフーを「西遊記 ~はじまりのはじまり~」のウェン・ジャン、亡き母を「きみに微笑む雨」のカオ・ユアンユアン、リンリンを「言えない秘密」のグイ・ルンメイ、チャイをジュー・ユアンユアン、館長を「SPIRIT スピリット」のドン・ヨンが演じている。