ファンタズムのあらすじ・作品解説
孤独な少年の散漫な悪夢のような恐怖幻想を描いた、1979年に公開されたアメリカのホラー映画。製作/監督/脚本/撮影/編集は同シリーズの他に「プレスリーVSミイラ男」などで知られるドン・コスカレリ。音楽は「スケアクロウ」のフレッド・マイロ―とマルコム・シーグレーヴ。シリーズはこれまで4本製作されており、本作はアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞を受賞している。 墓地で愛し合う男女の女が男を刺殺する。殺されたトミーの葬儀に列席したジョディの弟で13歳のマイクは、ノッポで黒服の男〈トールマン〉が棺を車に放り込み持ち去るのを目撃する。また深夜の墓地で、ジョディがナンパした女と愛し合うのを見ていたマイクは、不気味な小人を目撃して逃げ出し、その後をジョディが追うが…。 ジョディをビル・ソーンベリー、マイクをマイケル・ボールドウィン、レジーをレジー・バニスターが演じ、アンガス・スクリムが演じた〈トールマン〉の不気味さはホラー史に名を残す名キャラクターとなった。