パニック・イン・ザ・ヴィレッジのあらすじ・作品解説
「パニック・イン・ザ・ヴィレッジ」はカートゥーンネットワークで不定期に放送されたストップモーションアニメーション作品である。作家はベルギーの若手アニメーション作家、ステファン・オビエとヴァンサン・パタールである。 登場人物はインディアンとカウボーイの2人、そして馬である。それぞれ人形であり、関節や顔は全く動かせず足元も台座がついている人形だが、丁寧なコマ撮りによって全体の動きを見ることでキャラクターたちの感情を汲み取れるように表現している。まるで子供の人形遊びのような様だが、緻密に計算されたそれぞれのキャラの動きでコミカルなストーリーを演出している。キャラクターの声は監督であるステファンとヴァンサンがそれぞれ担当しており、日本語吹き替え版ではすべてピエール瀧が担当した。 2002年のフランスの映画祭でデモ版が公開され、日本では同年の広島国際アニメーションフェスティバルでコンペ上映された。ヨーロッパで人気となり、2005年には日本でもDVDが発売された。