珍遊記 太郎とゆかいな仲間たちのあらすじ・作品解説
「珍遊記 太郎とゆかいな仲間たち」は、2009年6月から8月の期間にかけてリバプール株式会社が制作した全3巻のOVA作品である。 また、OVAシリーズがリリースされたのと同じ年に、本作3巻分の内容を1つにまとめた劇場版アニメも公開されており、そのDVDが2011年5月27日に発売されている。 この作品は、集英社の刊行する「週刊少年ジャンプ」で、1990年から1992年に渡って連載が行なわれていた漫☆画太郎の同タイトルのコミックを原作にしており、原作者である漫☆画太郎の漫画家デビュー20周年を記念して制作された作品となっている。 生まれ先の故郷で化物と呼ばれるほど手がつけられない暴れん坊と化していた主人公の「山田太郎」と、そんな彼を更正させるためにその力を封印し、嫌々ながらも天竺の旅に同行させる僧侶「玄じょう」の珍道中を描くストーリーは、概ね原作に沿ったものとなっており、その中で最もファンからの人気が高かった賞金稼ぎ軍団と太郎による死闘のエピソードもしっかりと再現されている。