暗闇仕留人のあらすじ・作品解説
暗闇仕留人はABCで1974年6月29日から1974年12月28日にかけて放送されたテレビ時代劇で、必殺シリーズの4作目にあたる。黒船が来航した頃の江戸を舞台としており、悪人を仕留めて弱き者の恨みを晴らす仕留人の活躍が描かれた。主人公の殺し屋としての苦悩が描写されているのも特徴である。 主人公の糸井貢を石坂浩二が演じた。また、「必殺仕置人」に登場した藤田まこと演じる中村主水、野川由美子演じる鉄砲玉のおきん、津坂匡章演じるおひろめの半次が再登場している。近藤洋介演じる村雨の大吉が悪人を仕留めるシーンには、心電図とレントゲンが挿入されるという時代劇らしからぬ演出が用いられている。三島ゆり子演じる妙心尼が劇中で口にする「なりませぬ」という台詞は当時の流行語となった。 主題歌は西崎みどりの歌う「旅愁」で、オリコンの週間チャートで第2位にランクインするというヒット曲となった。なお、西崎は最終話にゲスト出演している。