血の轍のあらすじ・作品解説
血の轍は2014年1月19日から2月9日まで全4話、WOWOWの「連続ドラマW」枠で放送された。原作は相場英雄の同名小説で、WOWOWでは2013年6月に放送された「震える牛」に続いて2作目のドラマ化である。主役の兎沢実は谷原章介が演じた。 警察を辞め、デパートで警備の仕事をしていた元刑事が殺された。刑事部の兎沢たちは仲間の死の真相を究明するために奔走し、やがて殺された元刑事が1枚のメモリーカードを遺していたことを知る。しかし刑事部の動向を追っていた公安も同時にそれを知ることとなり、先にカードを入手すべく刑事部と公安部の熾烈な戦いが始まる。ひとつの事件をきっかけにさまざまな思惑が絡み合うスリリングで重厚な人間ドラマとして描かれた。 キャストは他に対立する公安部の警部を原田泰造、その上司を高嶋政伸が演じた。 また、警視庁特殊捜査班の坂上役に、2013年公開の「ウルヴァリン:SAMURAI」に出演したTAOが、初めて日本のドラマに出演したことで話題となった。