雪之丞変化のあらすじ/作品解説

雪之丞変化のあらすじ・作品解説

「雪之丞変化」は1959年4月2日から同年6月25日まで毎週木曜19:00（第1話から第10話まで）と19:30(第11話から第13話まで）にNET系の「名作座」で放送された全13話30分のテレビドラマである。脚本は川内康範が手がけ、雪之丞、闇太郎は江畑絢子が演じた。 原作は1934年から1935年にかけて朝日新聞に連載された三上於菟吉の時代小説である。これを原作とした数多くのテレビドラマ、映画、舞台、宝塚歌劇、新作歌舞伎などが制作され、本作はテレビドラマとしては初となる作品である。 長崎の大店の主人の息子である雪太郎は、父親をはじめとする家族一同を、無実の抜け荷の罪で処刑される。孤児となった雪太郎は放浪中に旅芸人の一座に拾われ、女形の看板役者中村雪之丞となって上京する。実は雪太郎は家族の敵を討つべくひそかに剣術に磨きをかけていた。その標的は我が世の春を謳歌する元長崎奉行・土部三斎とその一味である。義賊の闇太郎の協力も得て、敵討ちを果たすべく波乱万丈のドラマが展開される。

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