まさかの実写化 - 桜蘭高校ホスト部の感想

ナレーションが・・・！

まずこのドラマを見て思ったのはナレーションがまさかのハルヒ！アニメ版のハルヒがナレーションをやるっていうまさかのコラボレーション！というか坂本真綾さんがドラマのナレーションをやるって結構貴重だと思うんですよ。あんまりナレーターとかやっているイメージがなかったので新鮮でした。

もう声を聞くだけで、アニメの桜蘭がよみがえってきましたね。ハルヒが自分の作品のナレーションやるってどんだけ斬新なんだって思いましたけどね。そしてやっぱり坂本真綾さんの声好きですね～なんていうか低音の時が一番好きですね。男の子っぽい声の時の坂本さんが好きです。だからそれもあってこのドラマを見てたっていうのもあるんですよね。単にどんなものかっていう興味本位もあったんですけど、私の中での目当てはそこでしたね(笑)

意外とキャラの特徴をつかんでた

桜蘭高校のキャラクターってどの子も個性が強いから実写化は厳しいだろうって正直思ってたんですよね。特に環をやる人が気になってしょうがなかったです。あの人がずば抜けて強いですからね(笑)あの強烈なまでのホストっぷりを出せる人なんていないと思ってました。だからその子ハードルは私の中で一番高かったし、厳しく評価してやろうと思ってた部分なんですよね。でもいざ見てみたら意外と受け入れられたというか、案外合っているのかもしれない？と思いましたね。でもまさか山本裕典さんがやるとは思わなかったです。まあ、確かに雰囲気は似てなくはないなとは思いましたけどね。環のあの強烈な感じもよく再現してくれてたと思います(笑)あれだけやってくれれば十分ってもんですよ。途中からアニメの環とダブって見えちゃったくらいですからね。それに鏡夜もなかなか合ってたと思います。大東俊介さんの眼鏡姿ってみたことなかったんですけど、意外と似合うっていうかかっこよく見えて私は好きでしたね。鏡夜のクールな感じがすごくよく出ていたと思います。毒舌なところもよく合っていたんじゃないかなと思いますね。何といってもハニー先輩が可愛すぎました！千葉雄大さんがピッタリすぎてもうやばかったです！ぬいぐるみをだっこしている所なんかもう頭なでなでしたくなる衝動にかられちゃいましたもん。あれは神キャスティングですね。よくぞ見つけてくれましたって感じです。というかハニー先輩をやるために生まれてきたようなものだと思いますね。あの可愛さはもはや罪ですよ。ぬいぐるみと合わさった時の破壊力はとんでもないですね。ハルヒ役の川口春奈ちゃんもいい感じだったと思います。もともと春奈ちゃん自体声質も男の子っぽい感じの低めの声なので、男装していても違和感が全くなかったですね。ただちょっとハルヒの明るい感じとはちょっと違うなって印象がありました。なんていうかアニメとは違うハルヒって感じで新鮮でしたね。このハルヒも悪くはないなと思いました。光と馨も双子ってそうそういないはずなのによくいたなと思いましたね。しかも奇跡的に顔も整っているときたもんですもん。

演出がすごい

基本的にこの作品てものすごい演出にお金かけていると思うんですよね。というかお金かけすぎているような気もしないでもないというか。ＣＧ合成とかもすごいですからね。特に環が出る時なんかあの人毎回花しょって登場しますから(笑)ていうかあの人だけですよね、あんなに演出に手間かかっているのって。なんであんなに毎回毎回バラが出てくるんだか(笑)というよりそこにすごい力を入れている感がありましたね。アニメを実写化するとなるとそれくらいしないとダメなんでしょうかね。まぁ、アニメでも結構わちゃわちゃしていた方なので、それをうまい具合に再現していたんじゃないかなと思いますね。

桜蘭の世界観がよく出てた

大体アニメを実写化すると残念な感じがするっていうかやらない方が良かったんじゃないかなって思っちゃうようなものがほとんどだったんですけど、桜蘭は許せましたね。あのホスト部の雰囲気がドラマの中でも忠実に再現していたと思います。一話目を見た時にホスト部の部屋を見てそう思いましたね。高校とは思えない独特なホスト部だけの空気感というか雰囲気が漂っていたのでそこがまず良かったですね。キャラクターたちも合ってたし、あとはホスト部に来るお客さんの女生徒たちの環たちにぞっこんな感じとかもすごくよく出ていたんじゃないでしょうか。なんていうかアニメをそのまま再現したといっても過言ではないくらいの完成度だったと思います。私的には大満足の実写化でした。あの世界観をよく実写で再現できたなって製作者さんたちの努力がすごく見られたのでちょっと感動しちゃいました。思い切ったことをしたなって思ったんですけど、数少ない成功作品なんじゃないでしょうか。アニメからのドラマって早々しないと思うんですよね。大抵映画化するっていうのが王道って感じだったのでそこからまず新しいなと思いました。まぁ、結果これも映画化したんですけどね(笑)

だから連ドラで見るっていうのもなくはないなと思いました。むしろこれは映画だけでは収まらなかったんじゃないですかね。連ドラでやって正解だったと思います。連ドラからの映画で終わるっていう流れが一番しっくりくる感じでした。

環とハルヒのやりとりがほほえましい

なんとってもアニメでもそうですけどこの2人のやり取りって見ていてとても微笑ましいんですよね。

ハルヒのことが好きなのにそれに気づいてないのか気づかないようにしているのかわかりませんが、どことなく距離を置こうとしているっていうかなんていうか、照れ隠しっていう方が正しいんですかね。ハルヒもハルヒで環に対して他の人とは違う感情を持っているんでしょうけど、それに気づいてないし、若干環に引いている所もあると思うんですよね(笑)そりゃそうですよね。自分のことをお父さんと呼べなんていう先輩いるわけないですもん。それにちょっとうざいっていうかなんていうかある意味であまのじゃくなところがあるっていうかきっと素直になれない裏返しでやっちゃうんでしょうね。環本人も無意識にやっている部分があるんじゃないでしょうかね。ハルヒもなんだかんだいって環のこと好きなんですよねー、きっと。お互いに自分にはないものを持っている者同士ですからね。惹かれ合うのも当然なんでしょう。家が貧乏でもそれで卑屈になるどころかその生活を楽しんでいるハルヒをみていて環もきっと心惹かれたんでしょうね。なんていうか健気なんですよ。ハルヒって。だから2人のやり取りを見ているともどかしい気持ちにもなるんですけど、なんていうか微笑ましい感じで見ちゃうんですよね。あの2人はあーやって環がじゃれついてハルヒが受け流すっていうスタイルが一番しっくりくるんですよ。それに環もいざという時にはビシッと決めてくれる男ですからね。ハルヒのことをしっかりリードしてくれると思います。伊達にナンバーワンを誇ってませんからね。まぁ、でも好きな子の前では形なしって感じですけど。そこがいいところでもあるんですけどね。そのギャップがまた見ていて好感が持てるっていうか。いいなーって思うところですね。好きな子の前でもホストな感じが出てたらちょっと不安になるっていうか、他のお客さんと同じ扱いをされているみたいで、嫌でしょうからね。