ダーリンは何故外国人なのか
そもそも彼は何故外国人なのか?
そんな疑問さえ浮かぶほど、日本語も気遣いも上手なダーリンである。
ヒロインが英会話を出来なくてもトニーが一緒なら全て受けとめてくれて生きていける、そんな気さえする。
ただ、トニーがラザニアを母の味としているのが不思議でならなかった。欧米で母の味と言えば、アップルパイやチキン、シチューやキッシュと言ったものではないだろうか?
イタリア混血と言うことで、分からなくもないがそれならば、マルゲリータやトマトソースピッツァが来るのでは?とも思える。
とにもかくにも、トニーは、さおりのすること全てに、何故がつきまとう訳で、それがこの夫婦の場合うまく行く秘訣なのかもしれない。さおりからすれば、何故そこに疑問を感じるの?と思う習慣に何故と突っ込まれ、トニーからすれば、、何故そうしなければならないのかというところに面白みを感じつつ、日々楽しく過ごしている。日本人同士のカップルだったら、こういった類のハプニングも起きないだろうから、スルーされてしまうだろう。
全く、異文化コミュニケーションほど、人に緊張と気遣い、笑いをもたらすものはないのでは?と改めて感じさせてくれる漫画である。トニーのような外国人がいる限り、日本はまだまだ楽しい気づきがあってすてたもんじゃないんだろうと思った。
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