フライングハイの評価
フライングハイについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
フライングハイの感想
真剣にくだらない
元ネタをもっとたくさん観ていれば、もっともっと楽しめたと思う。金城一紀さんの小説「映画篇」の中で、連れ合いを亡くした女性が、レンタルショップの店員に勧められて観て、90分のうち最初の10分はどういう見方をすればいいのか分からず戸惑い、あとの80分は笑いっぱなしだった、というシーンがあって、そんなに笑えるんだろうか?という期待値が高い状態で観てしまった。実際、そこまでは笑えなかった。それより、特典映像に監督たちのコメンタリーが付いていて、その字幕を見ながらもう一回観た時のほうがげらげら笑ってしまった。ああ、この人たちは本当にくだらない映画を作ろうとして、それを実現させたんだなぁ、と。楽しそうな声でしゃべっているのは、たとえそれが外国語であっても伝わってくるものだ、と思った。良かったなぁ。