ぼくのためのきみときみのためのぼくのあらすじ/作品解説

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ぼくのためのきみときみのためのぼく

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ぼくのためのきみときみのためのぼくのあらすじ・作品解説

ぼくのためのきみときみのためのぼくは、きづきあきら氏によるSEEDComicsより発行されたマンガである。ストーカーや近親相姦、服従関係など、普通ではない男女の関係を鋭く描いたヒューマンドラマの作品集である。 両親の離婚により、別々に住むことになった兄と妹。しかし仲がよかったふたりは別居以来、度々会うようになっていた。会う度にふたりは兄妹の仲の良さを越えて、抱いてはいけない恋心を抱くようになる。許されないと分かっているからこそ止めることの出来ない情熱。兄は正面を向いてふたりの関係に目を向けることが出来ないが、妹は現状を上手く読み取っている姿は実に生々しく、現実にも起こりうる出来事を淡々と描かれている。 本作では、決して普通ではない愛の形を表しているが、読み進むに連れて、何が普通の愛なのか、作中は本当に歪んだ愛の形なのかを考えさせられる、人との関わりが軽薄となりつつある現代に問いかけるマンガである。

ぼくのためのきみときみのためのぼくの評価

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