氷が溶けて血に変わるまでのあらすじ・作品解説
「氷が溶けて血に変わるまで」はきづきあきらによる日本の漫画作品である。２００４年２月、ぺんぎん書房から刊行された。 同人誌で発表した作品を集めた短編集である。本作のタイトルはアイドルグループであった光GENJIの曲名からとっている。 自分への、家族への、恋人への、時におぼえる殺意と狂気が描かれている。双子の姉妹が養父から性的虐待を受けて自殺を決意するがそれぞれの望みは違いお互い葛藤するという話、人型ロボットが性的目的に改造されていることを知り嫌悪感を抱くも徐々に心を許していく青年の話など、一貫して重いテーマを土台にしている。テーマはおもに「性」がメインとなっている。絵は少女漫画風で、重い話とのギャップも見どころである。 出版社ワニブックスより発売されているきづきあきらの漫画「伝染コンプレックス」には本作の１～５話、７話、「侵蝕プラトニック」には６、８話が再収録されている。 本作は講談社コミックアフタヌーン四季賞に準入選している。
