テンペストのあらすじ・作品解説
テンペストは、2011年7月17日から9月18日まで、NHKBSプレミアムの「BS時代劇」枠で放送された。原作は池上永一の同名小説で、主役の孫寧温(真鶴)を仲間由紀恵が演じた。 19世紀末の琉球王朝を舞台に男として生きる運命を背負わされた少女が性を偽って政府の役人になり、王室に仕える男と女たちの愛憎に翻弄されながらも懸命に生きる姿を描いた物語である。父親の命に従って男として生きることを決意した真鶴は、13歳の若さで難関の科試を突破し、政府の役人となる。しかし周囲の嫉妬と非難を受けてついには流刑に処されてしまう。その後その類いまれなる美貌を見初められ、意思とは裏腹に王の側室となるという波乱万丈な人生を、琉球が沖縄県になるまでの歴史と絡ませて描いた。 ドラマに先駆け、2011年2月に舞台化、2012年に映画「劇場版テンペスト3D」が公開され、3Dのみの上映がなされた。主演はいずれも仲間由紀恵で、孫寧温(真鶴)を演じた。