敵キャラはとても大切!!
本作はドラゴンボールZ 劇場版13作品目の作品であり、いよいよネタ切れ感が否めない1作となってしまった。
劇場版とアニメ版はパラレルワールド的な関係であり、関連性がないというのが定説であるため、アニメ版との比較は避けなければならない。
が、まずこれまでのドラゴンボールZ劇場版と比較しても、今作の敵(ヒルデガーン)がドラゴンボール的では全くなかった。とても巨大であり言葉も話さず、街を無造作に破壊している姿を見ると知能指数もかなり低いことがうかがい知れる。
悟空を含めたZ戦士たちとの意思の疎通が全く取れない敵であり、ただ異常に強いだけ。
本作を見たあとの敵キャラの印象が非常に薄かった。
また、ベジータ・悟飯・ゴテンクスなど本作最強クラスのキャラが嵐のように攻撃を繰り返すが全く効いている様子はないが、悟空が本作だけに見せた『龍拳』という技一撃で倒れてしまった。
それまで、どんな攻撃にもダメージはなさそうだったが、この技はどのような技なのか?、なぜこの技だけ効果があったのか?が全く分からない。
この作品をみて敵キャラの重要性を再認識させられた。
やはり敵キャラには主人公に劣らない強烈なキャラクター性が重要であり、描写はなくとも作り手側がしっかりその性格やその性格に至るまでの背景、成長の過程をしっかり考えてキャラを作らなければ印象の薄い作品となってしまうようだ。
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