スーパーナチュラルセカンドシーズン
絶望と希望から始まるセカンドシーズン
父親の死。ウィンチェスター最強であるはずのジョンが死に兄弟は絶望に落ち入りました。しかし父親の意思を継ぎハンターとして家業を続けていくウィンチェスター兄弟はたくましく育って行きます。
このファーストシーズンがスーパーナチュラルの食前酒としたらセカンドシーズンは前菜ですね。
ここから一気に怪物や悪魔の幅が広がります。バンパイヤやシェイプシフター、悪魔や地獄の番犬まで有名どころも満載ですがサムとディーンは臆せずに立ち向かいます。ハンターとして狩りをし人を救うのには父親が命を捧げてまで救ってくれたのが影響しているのでしょう。
ディーンの明るさに救われる
ディーンはユーモアに長けどんな時でもジョークを欠かしません。セカンドシーズンでは有名なドラマや映画から引用してバンバンジョークが飛び出します。
ディーンが映画やテレビが大好きな事がわかる一方で受け答えできるサムも映画やテレビを見ているのがわかります。狩りをしてやさぐれていた少年時代にもテレビや映画を見て兄弟で語り合う時間があったのでしょう。バンパイヤの首を切り落とす一方で映画に夢中になり現実を忘れていたのでしょうか。。。
と悲しい感じですが堅物のサムが笑顔になるのはディーンのジョークが出た時が多いですね。
赤ん坊の時に母親が殺されて大人になったら恋人が殺されたサムはやや真面目過ぎて考えすぎる傾向にあります。それをジョークで和ませるのはディーンの優しさだと思います。喧嘩ばかりしていますがやはりお互いがとても大好きなのがわかりますね。
心を読む怪物をオビワンと言うところはセンスを感じました。
本格的な悪魔からの攻撃
このスーパーナチュラルにおいて悪魔の存在はとても重要です。現実では悪魔と言っても宗教によって違いますし悪魔と怪物や妖怪の違いも曖昧です。
しかしスーパーナチュラルにおいての悪魔は地獄からの使者=悪魔と行った感じです。
地獄に住んでおり組織化されていて職業や階級があるのがスーパーナチュラルの悪魔です。メグや十字路の悪魔は普通の一般悪魔でしょう。手柄を立てて出世を狙っている感じがありますね。黄色い目の悪魔は上級職というか地獄の幹部的な存在ですね。聖水も効きませんし力が違います。悪魔にも上下関係があり人間っぽさが伺えます。なんせ元は人間らしいです。
セカンドシーズンでは初めなぜ黄色い目の悪魔が赤ん坊のサムを目の前にして殺さなかったがわかりますね。悪魔のマーキングをしていたのでした。
これの伏線が悪魔ウイルスが効かなかった事やサムが予知夢を見た事なんですね。人間ではない悪魔の力が働いていたのでしょう。
サムは連れ去られバトルロワイアルに参加させられます。サム以外にも黄色い目の悪魔に目をつけられていた人達がいたんですね。普通の一般人とハンターとして数々の怪物や悪霊を倒してきたサムでは勝敗は明らかでした。しかし人間を殺せなかったサムは殺されてしまいますね。サムの優しさが死を招いた結果でした。23歳バトルロワイアルの勝者が地獄の扉を開き人間界に悪魔を大量に放出させる計画なんですがもしサムがあの時彼を殺していれば防げていた訳ではなさそうですね。人間を殺せばサムの中の悪魔がサムを変えていたでしょう。後のシーズンで出てきますが悪魔の影響は自分では抑えきれません。
父親が命を捧げてまで救ってくれたようにディーンも命を捧げてサムを救います。すぐに地獄に連れて行かれたジョンとは違いディーンの契約の代償は1年の命です。1年後に地獄の番犬が魂を奪いに来るのです。
地獄の番犬の恐ろしさを知っているのでディーンは少しためらいますが弟を守るのが宿命のディーンは契約を結びました。この頃からサムを助けるためにはなんだってします。父親の意思を継いだのは狩りや悪魔退治だけではなく自分より大切な人を守ると言う意思もしっかりと受け継いでいるのですね。それはサムも受け継いでいるのでしょう。
結果地獄の扉は開き人間界に大量に悪魔がはびこります。まだまだウィンチェスター兄弟の物語は終わらないんだというのがセカンドシーズンの締めでした。
このシーズンでは新しい怪物や悪魔の他に天使と言うキーワードが出てきました。悪魔がいれば天使がいるは当たり前ですがスーパーナチュラルの天使は一味違うのです。悪魔だって出世や手柄を欲しがるのに対して天使はどうなのか?などを考えますね。
母親メアリーの登場もありましたね。幽霊でしたがこのメアリーの言葉や表情からまだまだ母親の死やウィンチェスターな家族に秘密が隠されている感じが見てとれました。しかし母親は短い時間を息子達に微笑み守ることに専念しました。母親の愛や出来れば巻き込みたくないといった複雑な表情でしたね。母親の愛を知らなかったサムはとても嬉しそうでした、ディーンも久しぶりの母親との対面にいつもと違った表情でしたね。
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