人気燃えアニメをさらなる進化を遂げて復活
この作品は魔法少女リリカルなのはA’sをリメイクさせた作品の位置づけであります。原作アニメも萌えと燃えを見事に融合させた一作であり、高い人気と熱狂的なファンを獲得させた一作でした。多くのグッズが発売され、それらに触れたアニメファンも多いのではないかと思います。何よりも水樹奈々と田村ゆかりを全国に知らしめたきっかけにもなった作品でもあります。その凄さは日本武道館の関係者も絶賛するほどであります。
本作も前作の映画の続編でもあり、なのはとフェイトの再会と第3の主人公でもある八神はやてが魔導師になるまでの過程について描かれています。原作と大きく違う点は八神はやての視点をよりウェイトにかけた構成になっている所であろう。原作ではなのは&フェイトVSヴィータ達4人の守護騎士との対決と闇の書の完成を巡るそれぞれの思惑が描かれています。本作ではその闇の書に関してもより細かに描かれ、防衛システムの名にナハトヴァールと与えられ、本作でもあまり描かれなかった点についてより深みを増しています。
見所は何をおいても迫力のある戦闘シーンである。なのはのアニメや映画を語る上で手に汗握る戦闘シーンは外せない。インパクトのある必殺技の数々、キャラクターの心情変化や葛藤を表すことにより戦闘の重みを与え物語を盛り上げる点、主人公たちのデバイス強化によりハード面による成長も描くことにより少年漫画やロボットアニメさながらの燃える展開、魅力ある個性の敵キャラ達の存在が主人公VSライバルと主人公VS敵組織という構図の二面性も描いている点が大きい。また、クロノやリンディの父親の詳細も補完されており、リンディも戦闘に加わることで原作の差別化を図れている所は最大の違いではないだろうか。
原作では登場しないキャラクターも存在しているが、それを差し引き抜きでもかなりクオリティの高い一作に仕上がっています。私は実際に映画館に行った際、長蛇の列ができており、この映画を心待ちにしていたファンも数多くいたのは感慨深いです。この時に発売されたグッズもかなりの人気で物によってはすぐに品切れる事態にもなり朝早くから並ぶほど魅力のあるものも多かった。
その後もこの作品をベースにパチスロ化していることからこの作品がかなり支持されていることを裏打ちされている。この作品一本でA'sを補完することのできるのでたまの休日にアニメを見る際にも適しているのではないかと思います。
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