予想してなかった結末
映像がきれい
回を重ねるごとにどんどん映像がきれいになってきてるんですよね。と同時に大人っぽくなったナルトたちに出会えるので毎回映画は楽しみです。今回は10作品目とあって今までの集大成的なものを感じました。ナルトと言えば戦闘シーンもあるのでそこもどう描かれるかなと思ってたんですけど、なかなか迫力のあるものになってましたね。忍びというだけあってスピード感のある演出が盛りだくさんでした。しかも今回は恋愛の描写もあったので、より大人の感じが出てたと思います。今までもなかった訳じゃないですけど、そこまでがっつりって感じはなかったので私的に恋愛要素を絡めてくれるのは嬉しかったですね。
ヒナタが健気
なんていうか、ヒナタってほんと健気ですよね。
ずーっとナルトに片想いしてるんですから。しかもそれをナルト本人にアピールすることもしないで、ひっそりと思ってるとかほんと女の子って感じですよね。ましてやそういうことに関してナルトがからっきしだから全然気づかないっていうね。しかもナルトはサクラ、サクラだったから。サクラのことが好きなのかもしれないと思いながらもナルトを好きでいるって一途で健気だけど、心が強いですよね。私だったらそんなの目の前で見たら耐えられないですよ。でも恋する乙女は強いですね。テレビ放送されてるときはそこまでヒナタの存在を感じなかったんですけど、今回の映画ではヒロインというだけあって存在感が すごかったですね。
まさかの展開
私てっきりNARUTOのヒロインはサクラだと思ってたんですよ。だってメインキャラで出てきてるし、ナルトとサスケと三角関係なんじゃないかとかどっちを選ぶんだろうとか思ってたので、間違いなく映画はサクラがメイン!…でもヒロインはヒナタって知った時点で衝撃受けました。ま、まさかのヒナタ…。いや、まぁヒナタも嫌いな子ではないので良かったんですけどね。しかもナルトもヒナタのことが好きって。ずっとサクラちゃん、サクラちゃん言ってただろ!って突っ込みをいれたくなりましたね。でもそう思うとサクラはどちらかというとナルトのお母さんのクシナに何処と無く似ている気がするんですよね。雰囲気とか性格的なところとか。だからもしかしたらナルトがサクラのことを好きだと思ってたのはお母さんの面影を無意識的に追っていたからなんじゃないかと思うんです。恋というよりも憧れ的な?サクラの方もずっとサスケのことが好きだけど、正直ナルトの方に傾いたときありましたよね。自分のことを好きだといってくれるナルトに逃げようとしてた気がします。でも逆にナルトがそれを拒んだおかげでサクラ自身も本当に好きなのはサスケだって気づけたんですね。
話はだいぶずれちゃいましたが…。私の中では全く予想してなかったのでほんとに驚いちゃいました。
ヒナタの想いの強さに感動
今回の映画のヒナタはなんていうか、今までにない意思の強さを感じた気がします。引っ込み思案であんまり前に出るタイプじゃなかったけど、今回はヒロインというだけあって前に前に出てましたね。敵の陰謀を阻止するために一人で敵に挑むなんてそうそうできることじゃないと思います。というかそういう不安とかを誰にも言わず一人で抱え込むっていうところがヒナタらしいと言えばらしいけどそこがある意味強みなのかもしれませんね。
キーアイテムはマフラー
今回の映画はマフラーがキーになってましたね。ポスターの表紙でもナルトが身に付けてましたし。ヒナタがナルトのことを想って一生懸命編んだものですからね。1度は燃えて塵になっちゃったけど…。
でもヒナタの想いがこもったマフラーだったからナルトも嬉しかったと思います。何せ二人の出会いもマフラー繋がりでしたしね。ヒナタの中ではあのときのお礼も兼ねてのマフラーだったんでしょうね。
みんなの成長具合がうかがえる
設定が2年後っていうだけあってみんな見た目も中身も変わりましたね。特にナルトなんかトレードマークのはねた髪が一切なくなってものすごい短髪になってたのでそれだけでぐんと大人っぽく感じました。服装もシンプルなものに変わったけどナルトのカラーとも言えるオレンジが基調になっているのでナルトらしい服になってたと思います。中身も心なしか大人になってましたね。英雄と讃えられるだけのことはあるなと。まぁ、変わってない部分もありましたけどね?ヒナタもより女性らしさに磨きがかかってましたね。キレイ系というよりは可愛い系に育ってました。サクラは逆にものすごくキレイになってましたね。お姉さんって感じがよく出てたと思います。特にヒナタがいなくなったときのナルトに対してはほんとに弟を叱るお姉ちゃんの図でしたね(笑)でもそういう存在もナルトには必要なんだと思います。そしてやはり、どこかクシナを感じてしまう私。ほんとにそう思えば思うほどリンクしちゃってなかなかそのフィルターが外せませんでした(笑)なんてったってサスケも出てきてくれたし。というかそのサスケですよ!全然違う人みたいになってたのでビックリしました。髪長くなってるし下ろしてバンド?みたいなの巻いてるからほんと別人。声と目であ、サスケだって判断しましたもん(笑)テレビ版とも全然違う印象を受けました。私的にこっちのサスケの方が好みです。強さも尋常じゃないくらいでしたね。何せ隕石を千鳥の一撃だけで壊しちゃうんですもん。そりゃカカシ先生も驚くわけだ。ちょっと見ない間に相当鍛えてましたね。ナルトに負けず劣らず、さすがライバル兼親友ですね。あとはいのさん。ものすっごいセクシーになってて逆にNARUTOの中で目立ってた方なんじゃないかと。もともとセクシー路線ではあったけど、2年経ってさらに磨きがかかりましたね。こりゃサイも惚れちゃうわけですよ。
エンディングが良かった
なんと言っても終わりかたが良かったですね。ナルトとヒナタの結婚式!二人とも幸せそうでした。ヒナタの想いもようやく報われたんだと思うと喜びもひとしおですね。サクラとナルト派だった私から見ても悔しいですがお似合いでした。というかこの二人の方がしっくりくるなっておもいましたね。ナルトには可愛くてちょっとのほほんとしている子がいいんだと思います。ここまでくるの色々ありましたけど、みんなから祝福されてる二人を見てほんと良かったねともはや親戚の気分で見てました(笑)何せナルトがヒナタの想いに気づかなすぎなんですもん。あんなに分かりやすく顔を真っ赤にして乙女な感じを全面に押し出してるヒナタに気づかないなんて鈍感にもほどがありますからね。まぁ、結果的に気づいたので結果オーライみたいなとこありますけど。アニメ版でもここまで二人のなれそめを描いてはいなかったので、これをみてから最終話を見るとより深く二人の絆を感じることができます。思えばあのとき出会ったところから二人の運命は決まっていたのかもしれませんね。偶然じゃなくて出会うべくして出会ったといいますか。ヒナタはそれからずっとナルト一筋だったんだと考えるとすごいですよね。最後のエンディングを見ながら走馬灯のように二人が出会ったところから両想いになるところまでが流れ込んできて感動で思わず泣きそうになりました。まさかNARUTOで泣かされることになろうとは…今までのNARUTOの映画は違う世界での話だったからこうも現実の話をされると感情移入が半端なかったです。
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