考えさせられるドラマでした
マンガで読んだことが見始めたキッカケでした。
私が小学生の時にクラスの本棚に置いてあったのが、この死神くんのマンガでした。小学校のグループラインでドラマ化された事をしり、グループラインで話題になっていた事もあり見始めるようになりました。小学生なりには、この作品を読んで命の大切さや尊さを学びました。それが映像化されて、リアリティがでてきました。10数年前に読んだ時と、大人になった今ドラマで見たとき、どちらにしろ深く考えさせられる内容ではありました。このようなドラマがもっと沢山の人の目についてほしいと思います。
キャストが豪華
嵐の大野くんに、人気上昇中の菅田将暉、かわいい桐谷美玲ちゃん。文句の言いようが無かったです。キャスト目当てで見ている友達も多数いました。内容の為でしょうが、深夜に放送されるのはもったいないなと、私は思ってました。
感想
私はもともとマンガで作品を見ていたので、だいたいの話の流れは分かっていました。と、言っても小学生の時なのでもう10何年も経っていますので、ハッキリとは覚えてませんが、ドラマを見て、あぁ!ここでこの人が死んじゃうんだったな!とか思い出しながら見るのが楽しかったです。大野くんの演じる死神くんの優しさが好きでした。生死のかかったストーリーで、自分自身いろいろ考えさせられたドラマの一つです。自分がもし、数日後に死ぬとしたら。死ぬ事が分かっていれば、たとえばお世話になった方に感謝の気持ちを伝えることができます。自分だけ死ぬのは嫌で周りを巻き込んだり道連れにしようとしたりします。死と向き合うのが怖くて、理解できない人もいます。年老いて体も不自由になってしまったため、お迎えを今かいまかと待ち構えている人もいます。人によって捉え方はいろいろだと思いますし、その人間の複雑な心を死神が理解しようとしたりする姿に、いろいろ考えさせられました。私は作者はどのような思いでこの作品を作ったのか気になりました。
死神くん目線
人に死を伝えるのが仕事。
それはとても悲しいことだと私は思います。そして、この死神には心があります。だから悲しかったり、辛い思いもいっぱいしています。その死神が途中から、自分の寿命が短くなると知りながら、人間に情をかけます。見た目は死神ですが中身は人間のような死神でした。おめでとうございます。お迎えにあがりました。この言葉から全てが始まります。そこから、いろんなタイプの人間と接していきます。
もし、自分が死神だとしたら?
毎日人間を死に招いているとしたら?
おそらく大抵の人間は理解できずに嘆き苦しむでしょう。
死ぬまでの少しの間、心残りのないようにサポートします。
そう言われても、まず死ななくて済むように頼まれると思います。それを何回も何回も体験して、犯罪を犯している悪い人間もいれば、心がとても綺麗で素敵な人もいる。私ならこの仕事をしていたら心が壊れてしまうと思います。犯罪を犯している人間なら、さっさと地獄に落ちてしまえ!と思う反面、この人にも家族があり、この人が死んだら悲しむ人だっています。心が綺麗な子なら、まず死んでほしくないです。心が荒んでいく仕事だと思います。この死神に心を与えてしまったことが大きな間違いだと思います、最後には人間に尽くしすぎて寿命か短くなってしまい死んでしまいますが、それでも後悔のなかったような顔をしていて、胸が熱くなりました。
悪魔目線
悪魔は3つ願いを叶えるのと引き換えに魂を奪ってしまう恐ろしいやつです。ですが、死神同様彼にも心がありました。なので、彼もたくさん苦しい思いはしてきてると思います。最初はただの性格の悪い悪魔だと思っていましたが、途中で死神と手を組んで人助けたり、この悪魔も人間に近いなと思いました。
監視官目線
桐谷美玲ちゃん演じる監視役のカラスはこの3人の中で1番人間味のないキャラクターだと思いました。上司に支持されたように動いて、またに現実社会と同じように感じました。死神くんの事を悪く言いながらも、なんやかんや2人で支え合っているように私は感じました。ドラマの最後に死神も監視役も消滅して人間になってしまったような感じでしたが、どこかで会ったことありましたっけ?とだけ会話をして2人は別の道を歩みます。ですが、この先もこの2人は縁があってまた会ったりしていつかは恋人同士になって幸せになるんだろうな、と妄想を膨らまされる終わり方でした。
まとめ
人間はいつ死んでしまうかわからないです。事故や地震などの災害で急に死んでしまう人。病気で長年苦しんだ果てに死んでしまう人。いろいろいると思います。この先、どうなってしまうかわからないからこそ、日頃からお世話になっている人によって感謝の気持ちを述べることが大切だとこの作品を通して感じました。今死んでしまっても悔いのないように、精一杯生きようと思えるドラマでした。
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