強さ疑問についての考察
ゴジータについて
今回、圧倒的な強さを見せたゴジータ。超サイヤ人3の悟空ですら歯が立たなかったジャネンバを圧倒し、悟天とトランクスが遠いあの世にいるゴジータの気を感じ取っていたことを見ても次元が違うことは間違いない。それでもこのゴジータはマックスレベルではないと思う。
理由としてはベジータが地獄にいるからだ。悟空があの世でも肉体を持って修行していたのに対してベジータは地獄で魂だけの存在となっていた。悟空も差ができて当然と言っていた。ここではいつも以上の差ができてしまっていたということだ。逆を言えばベジータにもし肉体があって修業をしていたとしたら、ここでいうような差はついていないと思う。フュージョンは当然二人の力の掛け合わせなので、ベジータの力が、そして悟空の力があればあるほど当然ゴジータも強くなる。つまり今回のゴジータはある意味未完成の状態であったのだと思う。ベジータに肉体があり、しっかりと修業した状態であって初めて本当のゴジータとなるはずだ。未完の状態のゴジータであの強さであるのだから、しっかりと修業しているベジータと悟空とでフュージョンをしたならば、さらにもっと強いゴジータになっていたことは間違いないだろう。
ジャネンバについて
今回の敵、ジャネンバはスピリッツ・ロンダリング装置が爆発したことによってその中に溜まっていた悪の気がタンク係の鬼に取り付いてしまったことにより誕生してしまった。かなり強い敵だったがどのくらいの強さかを検証していこうと思う。
まずは変身前のでかい黄色のときの状態。この時から悟空は超サイヤ人3の状態になった。このとき悟空はここまでさせたのは魔人ブウに続いて2人目だといっていた。つまりこの状態の時から魔人ブウと同格であったと思う。しかし、魔人ブウには勝利できなかったが変身前のジャネンバには一度勝利した。よって魔人ブウより少し弱い程度だと思う。
続いて変身後の小さく戦闘向きになった状態。ここでも超サイヤ人3で戦ったが敗北してしまった。ベジータが現れなければ確実に二度目の死を迎えていただろう。原作では最後に界王神界で小さい魔人ブウと戦ったが、この時は生身で超サイヤ人3になっていたために負担が大きく、気の消耗が激しくため持続時間が限られていた。しかし今回はあの世でそのようなことはないにも関わらず負けてしまった。この観点から考えると変身後のジャネンバの力は魔人ブウよりも上ではないかと考える。魔人ブウは一対一で戦っていたのに対して、ジャネンバに対しては勝つ方法はフュージョンしかないといっている。この点でもジャネンバのほうが上であると思う。
やはり地獄にいる数多くの存在達のあれだけの悪の気が集合してしまっているので魔人ブウよりも強くなるのは当然なことなのかもしれない。
気について
原作では死んだ人間の気を感じないとあった。しかし上記もしたが、今回悟天とトランクスはあの世にいるはずの悟空とベジータ、正確にはゴジータの気を感じ取っていた。矛盾であるように思えるが少し考えていこうと思う。
おそらく死んでも気があると思う。正確に言えばあの世にいても気は存在している。というのも悟空も閻魔大王や最初ジャネンバと対峙したときに気を感じ取っていた。この二人は頭の上に輪がなく死人ではないからかもしれないが、フュージョンするときに確実に死人であるベジータの気もしっかり感じ取っていた。そのため、あの世でも気があるのは確かだ。
では、なぜ死ぬと気を感じなくなるのか。気というのは魂に定着しているのだと思う。死ぬことによってその魂があの世に行くこととなる。それによって感じなくなるのだと思う。それはただ単に距離が遠いからなのか、もしくはあの世とこの世の境目、境界線に結界のようなものがあり、それによってあの世の気を感じることができないのではないかと思う。
原作では界王神界にいた悟飯の気を感じることができずに死んでいると思っているのも同じ理由だろう。界王神界はある意味、あの世でもこの世でもない特別な場所であると思う。むしろあの世に近く、再びあの世に戻った悟空が悟飯の気を感じとれたのではないかと思う。
つまり気自体はあの世にも存在しているがこの世からは感じることもできないのであると思う。そして今回の場合はジャネンバの出現によってあの世を司る閻魔大王が結界の中に閉じ込められてしまい、あの世が無茶苦茶になり、さらにこの世に死人がよみがえってしまってこの世も無茶苦茶になってしまった。このことからそのあの世とこの世の境目の結界が壊れてしまっていたのではないかと思う。それによって本来は感じないはずの悟空とベジータの気を悟天とトランクスが感じることができたのではないかと思う。もちろんそれまでは感じていなかったのでゴジータになり気が大きくなったことによることも要因ではあるだろうが、こういう理由で間違いないと思う。
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