劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕の評価
劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕の感想
スターリン、ヒトラー、毛沢東。個人の魅力と「カリスマ」に踊らされた20世紀
行きすぎた誤った個人主義20世紀とは、まさに「カリスマ」や「偉大なリーダー」と言った安易な言辞に振り回され、人類史上もっとも冷血で、腐肉臭く、暗黙裡の全体主義の旗本で殺戮を繰り返したさもしい時代、と呼んでも過激すぎるなんて反論は出てこないだろう。その20世紀最後に、今作が発表されたのは必然であり、忌避してはならない宿命であったと断言できる。ポケモンコレクターの存在がその分かりやすい例。彼の行った行為は、自然界の摂理に反する社会的には非常に危うい事であったには間違いない。しかし、当の本人は、おそらく、そこまで頭を回してはいない。自身がしたいからする。単純明快な答案である。仮に、彼に対して「こんなことを続けていたら、人は、ポケモンは、この水の星に住めなくなってしまう」と良心に問いかけてみても、徒労に終わるのは明白である。劇場版の第5作「水の都の守り護。ラティオスとラティアス」のエンディングシーン...この感想を読む