BIUTIFUL ビューティフルの評価
BIUTIFUL ビューティフルの感想
どちらかというと、あまりビューティフルじゃない映画
BIUTIFULイタリア映画と勘違いして何となく観始めてしまったのだが、なんと人生初のメキシコ映画だった。1997年(平成9年)に公開されたロベルト・ベニーニ監督によるイタリア戦争映画の名作「ライフ・イズ・ビューティフル(La vita è bella)」が脳裏によみがえったせいだと思う。まるでドキュメンタリーのような貧困家庭の食卓シーンが印象的なこの映画。霊視が始まった時点でリタイアしようかとも思ったのだが、ちょっと惹かれて結局最後まで見てしまった。特に最初のシーンが美しく、何より色合いが良いのだ。主人公と謎の対話をする、謎の青年。さらに、邦題「ビューティフル」では分かりにくいが、原題の綴りが“BIUTIFUL”になっている理由についても知りたかった。過去にも結論から先に言うと、「ビューティフル」というタイトルは何の暗号だったんだろう?というほど、私には難解だった。今まで見たどの映画とも違って、おそらく今まで見た洋画の...この感想を読む