お買いもの中毒な私!の感想一覧
映画「お買いもの中毒な私!」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
見終わったらお買いもの中毒になります、私が!?笑
最近のレベッカの年頃の女子では珍しくないことかもしれない・・・と思った。かくいう私も似たような経験がある。クレジットカード=魔法のカードに奮闘する人々が良く描かれていると思う。この作品を見て、カードについていろいろ考えさせられるし、若い子は見ていて損はないと思う。笑いどころは少ないです。原作の「レベッカのお買いもの日記」も読んでみたいと思ったなぁ。ブランドで自信を着飾らなくても、自分を磨いて自分が輝けばいいとステップアップする主人公。日本人女子も少しは見習った方がいいかも?でもレベッカの可愛いファッションや小物を見ていたら、買い物欲が出てしまうかも(笑)
ディズニー映画らしい!
主人公は、買い物依存症で、多額のカードローンを抱えている。勤めていた園芸雑誌が廃刊になり、金融雑誌のライターとなる。そこで、上司と恋愛をしたり、隠していた多重債務がばれたりする。信用を失い、友人からも見捨てられそうになる。そんなときになって、やっと彼女は、いままでの失敗を悔い改め、買い物依存症をたちきり、いままで買ったものを売り、借金をすべて返す。ディズニーらしい、信用と愛、夢、希望の物語。ファッションもたくさん出てくるが、そこまで重点を置かれているわけではなさそう。マネキンが動き、商品を買うようにしむける、という演出はすばらしいと思った。
マネキンが囁く「ステキよ」
「プラダを着た悪魔」より面白い。ファッション系のこの手の映画の中でも現実的な映画ではないだろうか。買い物依存症をもった女性レベッカは明るい。そして、ファッションをこよなく愛している。でも、嘘つきで取立て屋からの電話にいつも嘘をついて返済を待たせている。作品中では、レベッカが気に入った洋服や小物を身につけたマネキンが、レベッカに話しかける。まるで、自分の気持ちを代弁しているかのように。それは、もちろんレベッカの幻覚なのだけれど、発想が素晴らしい。この洋服を買おうか、買わまいか?自分の心の中の誘惑と戦っている時の女性の心理を上手に表している。この洋服を身につけたら、自分が1段レベルアップしたように思えるから洋服は不思議だ。
これがコメディになるとはおどろき
主人公のレベッカ・ブルームウッドはいわゆる買い物依存症の多重債務者です。あれやこれやと必要のないものまでどんどん買っていってしまうのは、まさに依存症で、精神的な病なのかもしれませんが、周りの人物がかなりとばっちりを受けたり、巻き込まれたり、嘘をつかれたり、本当にかわいそうだなと思いました。クレジットカードが使えなくなったり、借金の取り立てに正体をばらされたり、主人公が追いつめられるシーンは、むしろ自業自得だし、悲劇のヒロインぶった彼女にいら立ちを覚えてしまいました。この話をハッピーエンドで終わらせるために映画中ではフリーマーケットを開いたりオークションをしたりと、彼女持ち前の行動力で切り開けたわけですが、まぁ現実離れしすぎていて、なんかしらけてしまいました。