人を失った悲しみは暦(こよみ)が一巡しないと癒えない
アグニス・ハム
理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,784件
両親を突然の自殺で失い、妻の裏切りにより娘を人身売買されそうになり、すんでのところで取り戻したものの、多額の費用がかかったために無一文になった男。父祖の土地・ニューファンドランド島へ落ち延びるが、自然の過酷さ、コミュニティの閉塞感になじめず、疲弊する。親子関係のトラウマを抱えた主人公をケビン・スペイシーが好演しています。相手役のジュリアン・ムーアをはじめ、鬱屈を抱えた登場人物が多数あらわれ、少々もったりとしたドラマに見えますが、饒舌すぎ、わかりやすすぎなお話におなかいっぱいの状態で見たせいか、それほど苦にはなりませんでした。ニューファンドランド島の厳しい四季の風景が、しぶいカメラワークでとらえられています。厳しいけれど美しい。物語上しょうがないのですが、台詞の声が低く聞き取りずらい場面がけっこうあります。台詞の内容も、ちょっと頭を使わないと何を言っているのかわかりにくいところも少々あり...この感想を読む
性別:男 国籍:アメリカ 住まい:ニューファンドランド島 所属:ギャミーバード紙 性格:感情を押し殺す 特徴:明瞭に話せない 癖:まっすぐに座れない 好きな食べ物:イカゲソ・バーガー 嫌いな食べ物:アザラシのパイ トラウマ:妻を事故で亡くした
アグニス・ハム
妻を事故で亡くし深い悲しみに沈むクオイルに、アグニスが掛ける言葉
アグニス・ハム
兄を亡くしたアグニス、妻を亡くしたクオイル、母を亡くしたバニーは、祖先の地であるニューファンドランド島に移り住む。そこへ向かうフェリーで、アグニスがクオイルに語りかける。
アグニス・ハム
新聞社に雇われたクオイルは、交通事故の記事を書くように命令されるが、妻を事故で亡くしたトラウマがあり、「ムリだ」と愚痴る。クオイルを励ますアグニスが言うセリフ。