学校生活は忙しい。 - 野ブタ。をプロデュースの感想

理解が深まる小説レビューサイト

小説レビュー数 3,368件

野ブタ。をプロデュース

4.504.50
文章力
4.50
ストーリー
4.67
キャラクター
4.50
設定
4.50
演出
4.17
感想数
3
読んだ人
6

学校生活は忙しい。

4.54.5
文章力
4.5
ストーリー
4.5
キャラクター
4.5
設定
4.5
演出
4.0

それにしても10代の学校生活って、渦中にいる人には複雑だと思う。 わかりやすい報酬があるわけでもなくて、他者からの人物評価が全てのようで、そうでもないかもしれなくて。 友達が本当に自分を好いてくれているかどうかさえ、ちょっと怪しいときもあって。 それでいてこの期間に培った自己評価が後々の人生まるっと覆い尽くしてたりするし。 いやぁ大変だなー中高生ー! この作品に関しては、先に原作を読んでいてそれから連続ドラマを見て、その違いにびっくりした読者です。(どっちも好きです) 主人公の修二の、小器用で周りからの人気を得る方法なんてチョロい感じがなるほどなあと思います。 私の周りにいた人気のある人って、表裏ない人だったと思ってたけど、絶対にそれを信じられるかといえばそうでもなかったかも。 信太は修二に出会えて、とりあえず良かったですね。 修二の暇潰しがイジメ側に転じなかっただけでもう十分修二を評価したい。 何だかんだで、どの立場も、学校生活をこなすことに必死なんですよね。 空気に呑まれないとしんどくなるし。 ほんと、現役中高生、小学生も大学生もがんばれー…!

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

自分も変われる気がした

主人公である桐谷修二は高校2年生。しかもクラスの中でも人気が高く。毎日をかるーく過ごしている。ノリのいい会話で盛り上がりほんっと毎日が楽しそう。リア充ですね。でもその反面心の中で着ぐるみをぴっちり着こんで、みんなの期待に応えようと偽りの自分を演じていた。前言撤回リア充のふりをした主人公の前に転校生がやって来る。主人公とは雲泥の差かって思わせるほど見た目の生徒で。小谷信太。彼はあっという間にいじめられっこルートを駆け巡り・・・そんな野ブタを、ひょんなことから修二はプロデュースすることになった。みんなに受ける奴にするために。努力の結果、野ブタは、みなの人気者になっていった。 相手をただイメチェンさせていくのだけでなく、自分自身もいつの間にか長年愛用してきた仮面をはずし本当のリア充になる。背伸びばっかりしててもいい人生にはならないって実感させられた物語でもあり、努力すればどんな自分にもなれると...この感想を読む

5.05.0
  • 106view
  • 416文字

関連するタグ

野ブタ。をプロデュースを読んだ人はこんな小説も読んでいます

野ブタ。をプロデュースが好きな人におすすめの小説

ページの先頭へ