日の名残りの評価/評判

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小説レビュー数 3,368件

日の名残り

4.504.50
文章力
4.50
ストーリー
4.40
キャラクター
4.60
設定
4.60
演出
4.50
感想数
5
読んだ人
8

日の名残りの評価

日の名残りについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が5件掲載中です。

総合評価
4.504.50
(5件)
文章力
4.504.50
ストーリー
4.404.40
キャラクター
4.604.60
設定
4.604.60
演出
4.504.50

各項目の評価分布

総合評価

4.504.50
5.0
2
4.5-4.9
3
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

文章力

4.504.50
5.0
2
4.5-4.9
3
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

ストーリー

4.404.40
5.0
2
4.5-4.9
3
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

キャラクター

4.604.60
5.0
3
4.5-4.9
2
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

設定

4.604.60
5.0
3
4.5-4.9
2
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
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演出

4.504.50
5.0
2
4.5-4.9
3
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
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2.5-2.9
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2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

日の名残りの感想

一執事の視点から見る大英帝国の黄昏

大英帝国の黄昏カズオ・イシグロの長編小説『日の名残り』は、イングランド南部を舞台に、第2次世界大戦後からスエズ動乱までの期間を、貴族の屋敷に執事として務める主人公スティーブンスの語りで描いた物語である。すなわち100年以上世界一に君臨したイギリスが、その座をアメリカとソ連という新たな超大国に明け渡した時期、大英帝国の黄昏時を、帝国の象徴たる貴族に仕えた執事の視点で描いた、大英帝国の衰亡史とも言える内容である。故にこの小説を本当の意味で楽しむには、イギリスの歴史の知識が必要であろう。イギリスは、18世紀末から19世紀の産業革命期を経て、多くの海外植民地を獲得し、ヴィクトリア女王の治世(1837〜1901年)において、政治・経済共に世界一の国として繁栄した。帝国の威光を国民は享受し、貴族、中産、労働者の3大階級が生まれるなど、現代にもつながるイギリスの根幹が出来上がった。しかしながら2つの大戦を経て、帝国の威...この感想を読む

5.05.0
  • dirtydozendirtydozen
  • 788view
  • 3387文字
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