ディボース・ショウのあらすじ・作品解説
ディボース・ショウは、ジョエル・コーエン監督によるコメディ映画である。 舞台はロサンゼルス。弁護士のマイルズは離婚訴訟専門である。彼は、卓越した法定戦術と欠落した理論観で様々な離婚裁判で勝利を収めていた。そんな彼がある日受けた依頼人の妻はとても美しい女性のマリリンであった。彼は、マリリンと関わる内に彼女にだんだんと惹かれていく…。一方のマリリンは、リベンジに燃えており…。 脚本:ロバート・ラムゼイ/マシュー・ストーン/イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン、製作:イーサン・コーエン/ブライアン・グレイザー、製作総指揮:ショーン・ダニエル/ジェイムズ・ジャックスが担当している。 アメリカにて2003年10月10日、日本にて2004年4月10日に公開された。 マイルス役:ジョージ・クルーニー、マリリン役:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ドノヴァン・ドナ・リー:ジェフリー・ラッシュ等がキャスティングされた。
ディボース・ショウの評価
ディボース・ショウの感想
一家に一つお守りとして置いておきたい、バイブルと同じレベルの名作
原題: Intolerable Cruelty2003年製作のアメリカ映画。コーエン兄弟によるコメディ映画となっているが、これはホラー映画。日本語のタイトルでは、この恐ろしさが伝わらない。アメリカの契約とサインと言う意味と、日本の実印と保証人くらいのインパクトを伝えたい。結婚とは個人が出来る契約だということを、忘れてはいけない。結婚を離婚を数回すると、大概の金持ちは破産する。これを防いでいたカトリックの離婚できないというタブーは打ち破られて、人々は一時の感情で自分の選択を一生涯、勘定しなければいけなくなった。そこのアナタも、もしアナタに子供がいたら、これは予防接種的に一緒に見なければ行けない不屈の名作である。相手は愛と名を変えて、アナタの国籍や財産や全ての権利を狙っているのかもしれない。この作品はバイブルと共に家庭においておきたい。魔よけになるだろう。この感想を読む
ハッピーエンド?コメディ
ディボース・ショウはコーエン兄弟の描くブラックコメディです。何をもってブラックというかは人それぞれだと思いますが、私としては、いわゆるセレブと言われる人々の変なこだわりというか、ちょっとした異常さが随所に感じられてシニカルな視点で描かれていると思いました。離婚協議は、日本ではここまで明るくはならないので、訴訟社会といわれるアメリカならではの一種のショー化しているのが面白さの肝かなと思います。ラストにちょっと不満が残りますが、ストーリーはとても面白かったです。キャサリン・ゼタ・ジョーンズって本当に美人ですよね。あんな美人になら騙されても良いと思いました。