時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!の評価
時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!の感想
ファラウェイ〜!
前作「ベルリン 天使の詩」は有名だけどたしかモノクロで…。その後にこの作品を見たとき、淡い空を背景に風に吹かれた美しい人ナターシャキンスキーの横顔と、主題歌のファラウェイ・ソー・クロースのメロディがずっとずっと頭に、心に、残って何十年も経ちます。ふいにその場面と音を思い出すたび、”人はただ自由な存在なのだ”と、大人になるたび硬くなる頭をフリーにしてくれるのです。ロック好きだった私は、当時ロックにまつわる作家や役者さん(本業はロッカーだったりする)、話題、場所、俳優さん、どれかが引っかかれば、その映画を見たものでした。そんな作品は星の数ほどあります。それでも何十年も覚えている場面は限りある記憶力のなかで、無限にはありません。ファラウェイ・ソー・クロースの映像と音楽は、もしかしたら私が死ぬ間際に脳裏によぎる記憶の一つになるかもしれません。美しい映画、心に残るストーリーは人さまざま。不自由になれ...この感想を読む