カルメンのあらすじ・作品解説
カルメンは1948年に製作され1952年に公開されたアメリカの映画である。 監督はチャールズ・ヴィダー。 主演は「血と砂」(1941年公開)に出演していたリタ・ヘイワースで公開時には"映画史上15人目のカルメン"と紹介されていた。 リタ演じるカルメンに心奪われ龍騎兵中尉のドン・ホセ役は「スーパーマン」(1978年公開)で主人公の育ての父親を演じていたグレン・フォードである。 音楽はビゼーの楽曲は使用されておらずマリオ・カステルヌーヴォ・テズスコが担当している。 この作品はスペインのセヴィリャという街でホセが煙草女工の喧嘩を止めたことをキッカケに密輸団の首領の情婦でありカルメンと知り合い互いに惹かれあうものの、カルメンを想う上官大佐を殺めたカルメンとの逃避行、出獄した首領との決闘によって勝利を得たりなどさまざまな出来事が起こるがホセの性格に嫌気がさしたカルメンは他の男性と浮気をし、ラストではホセがカルメンに復縁を断られた事でカルメンを刺し殺すという衝撃的な内容になっている。