記憶の海のあらすじ・作品解説
記憶の海 は、TBSにて2010/03/22～03/25までに放送した全4話のテレビドラマである。 松田奈月の同名小説を原作とし、脚本を大浜直樹、演出を吉田秋生、小野里美を伊藤歩、ヒロタマナブを筒井道隆が演じている。 TBSと講談社が主催した公募方式の「第2回ドラマ原作大賞」を受賞した作品で、人の記憶の保存システムが完成した近未来社会を舞台に、研究により海馬を損傷し新たな記憶を留めることができなくなった元研究員・ヒロタマナブと研究員で恋人であった里美との交流を描いている。 元研究員・マナブは3年前のある実験で海馬を損傷し新しい記憶を持つことができなくなっていた。すでに完成した記憶保存システムから人の記憶を読みだすのが今の仕事であった。 研究員・里美とは恋人であったが、新たな記憶ができないヒロタにとって毎日初対面しているのと変わらない。 そんなある日、里美の記憶データを取り出しマナブに読み込ませることになる。里美と交流する内にマナブは自分の記憶データを読み込みたいと願うようになる。
