ひだまり壮で待ってます
ひだまりのような暖かさ
ひだまりスケッチハニカムはひだまりスケッチシリーズの4期目で、その間に特別編を何度か挟んで放送された4期目になります。4コマ漫画の原作で4期まで続いた作品としてファンはもちろん根強く、スタッフが年数を重ねるごとに原作の描写を丁寧に描こうとしてくれているのが伝わる作品となっていった集大成が、このひだまりスケッチハニカムだと私は思います。
まずこの作品におけるひだまりのような暖かさの要員は、絵柄の柔らかさ。
そして女の子の可愛さ。
登場人物はそれぞれ美少女だったり平凡だったりと設定はつけられていますが、全員がただ可愛いだけではなくそれぞれが完璧で無かったり、何か欠点があったりしています。
しかし可愛いので何の問題もありません。
ちなみに私が一番好きなキャラクターはヒロさんです。お嫁さんになってください。
ひだまり壮が埋まるんだって!
ひだまり壮で紡がれる物語としてハニカムで一番の見どころは、やはり「先輩」になったゆのの姿だと思います。おっとりとして天然で、まさにひだまりのような暖かさを持っているゆのの成長をゆっくりと見守る事が出来て原作のファンとしては本当に素晴らしいアニメ作品でした。初期と比べてより作画が原作寄りになっており、アニメを見ながら単行本を開き見比べたりして楽しむ事が出来ました。
新メンバーの加入で前作と変わったのはやっぱりアニメのOPとEDです。ひだまりスケッチシリーズのOPはどれも中毒性が高いのですが、個人的に365とハニカムが映像も相俟って大好きです。
4期まで続いた理由
ひだまりスケッチという作品が最初にアニメ化された時、正直その当時やっていた「萌えアニメ」の一つとして放送されていたと思います。可愛い女の子達がわいわいきゃっきゃと喋っているだけの、可愛いアニメ、何も考えずに観られる「萌えアニメ」の一つとして。しかしそれが365、☆☆☆、その間に特別編を挟みながらアニメ化を繰り返す事により、スタッフとファン、原作者の間に見える「ひだまりスケッチ」の像が明確に共通してきていました。ただの「萌えアニメ」ではなく、「ひだまりのような暖かさのあるアニメ」として演出やキャラクターの動きが作られていきました。
アニメ化における原作との最大の違いは、キャラクターが動くことと、声がつくことです。ひだまりスケッチはヒロ役の後藤邑子さんの病気の事もありながらゆっくり時間をかけて、代役を立てる事はせずにアニメを声優と共に作っていきました。その事もあり、吉野家先生役の松来さんの代役はこれからも立てないのではないかと思っています。ファンならば本来、続編である5期を望むべきだとは思うのですが、これまでの丁寧なひだまりスケッチという映像作品としての在り方を考えると、安易に代役を立てて続編を見たいとは言えない、それほどにこだわって欲しいと願う作品になっていると思います。
ひだまりスケッチは面白い、楽しい、観ていてハラハラする等の要素はあまり無く、ただただほっこり温かみのある作品だと思います。その作品の良さをアニメ映像にすることで伝わり易く、例えば疲れた時に見て癒されるような作品になっています。
私はそんなひだまりスケッチが大好きで、沢山の思いが詰まって出来たひだまりスケッチハニカムというアニメがあって、本当に良かったと思っています。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)