Departed キャスティングの素晴らしさ - ディパーテッドの感想

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Departed キャスティングの素晴らしさ

3.53.5
映像
3.0
脚本
3.5
キャスト
3.5
音楽
3.0
演出
3.5

目次

だいぶ昔に見てひっさびさ改めて観たんだけど、もうめっちゃ面白い!
これはもともと香港の映画、アンディ・ラウと、トニー・レオンとの映画、Internal Affairsのリメイク。
ハリウッドがリメイクするぐらいだから、面白いのがわかるね。

今さらど素人の私が脚本を語ったところでなので、大好き俳優陣を切り込んでいこうと思う。

レオナルド・ディカプリオの魅力



主演はディカプリオとマット・デイモン。

ディカプリオもマットデイモンも大好きな俳優。
ディカプリオは王道すぎて結構賛否両論あるのだけれど私は彼の声も顔も、スタイルも雰囲気も、すべてあの感じ、が大好き。ファン、とかではないけれど、人間的な魅力って、こういうことなんだな、って思う。(彼は、ハリウッドスターを怒らせるとある有名なパパラッチにも態度に超余裕がある。ドラッグとかスキャンダルの話もほとんどないし)

ディカプリオは、タイタニック、とか、ロミオとジュリエット、とか私ががっつりティーネージャー(死語?)のときすごい人気で、その時いたスイスでもほぼあらゆる国籍の女の友達がキャーキャーいっていた。私は当時、まあ、映画はいいね、って感じ。
そして、彼もおっさんになってきて、彼の私好みの魅力が開花してきているのを気づいた、ある時期。
ディカプリオ、なんか、すごいかっこよくない。。。?
と思ったのが、ラッセルクロウと出てた、The World of Lies(だったかな。。。)
強い。。。そして泥臭い。

そして私の中で、改めてディカプリオ、ちょーちょーちょーちょーかっこいいいいいい!!!と第二の目覚めが到来。
それが、Blood Diamond。強い!そして泥くさい!そして、使命感がある!!

がっつり私好みの役を演じてるディカプリをに完全にフォーリンラブ。
でも声とか顔は、泥臭くなりきれない生まれもってのものがあるからそのアンバランスというか、その存在感がプリオなのよね。

あ、また映画じゃなくてディカプリオの話になってる。。。

このDepartedでも、とってもいろんな意味で危うい役をやっていて強さ中に脆い弱さを秘めていて、その二面性を、演技力とか力技で見せるんじゃなく、なんか存在感で醸し出せるのは(また何様 笑)は、ディカプリオの可愛がられ感がかなり影響してるんだろうなーと。彼は年上の大物監督や俳優にも大変気に入られている。かまってあげたい、なんかしてあげたい、と人が集まる魅力があるんだろうな。

マット・デイモンの魅力


で、マットデイモン。あのね、ディカプリオでこんだけスペースとってるからデイモンさんに関してはとってつけたような感じになりそうでしょ。
違うんすよ、私、マット・デイモンも大好きなのです!

彼も、年取ってきた方が断然!!!かっこいい!!!
男の深みがとっても素敵な色気となって出てきている!でも、(ジョニデも思うんだけど)、超人間、非人間的な役より(Bone Identityみたいな)、Congestionみたいな、人間くささを感じさせる役のが絶対いいと思う。でも、Departedでの役もかなり嫌なやつではあるんだけどその嫌なやつ感ていうのはどうしようもなく、生まれた環境、抗えないなにかが彼をそうさせていて、葛藤さえもない、っていうのをうまく演じれてて、これも基本頭が超絶いいマットデイモンのなせる演技力だと思う。
(頭が悪いとお笑いも演技もなんもどーしょーもなくつまらないだろうしね)


あなた方の存在感で映画は支えられてます。


で、ジャック・ニコルソン。
あの人はなんだろう。笑もニコルソンとか、デニーロとか、イーストウッドとかあのへんのジー様クラスは出てくれてありがとう、本当にあなた方がいないとこの映画はここまで売れてません、ってそれしかないね。本当に、見てて安心、とかよりも、もう中毒性というか、そのクラスの俳優が映ると、なんか、ぐっと画面に引き込まれる。

あ!!もう、この人を言わなきゃ!!私ってばまだまだだわ〜!!
そう、それは、
映画好きの皆さんなら、もうわかるよね!!


せーのー!

マーク・ウォルバーグ!!!


この映画の彼が一番好き。すんげーかっこい。超かっこいい。口の悪さがかっこよすぎる!!!サスペンダーの服で腕組みして、このクソ野郎、んなこと聞いてねえんだよ、お前は言われたことやっとけみたいなのがもう、もう、素敵。笑
でも超正義感に満ち溢れていて、曲がったことは大っ嫌い、ってのが最後の最後に、きゃーーーーー−!!!うぉるばーぐーーーーーー!!!!!!


そして、ベラ・ファーミガのこともいっておこうかね。
私は、彼女はそんな好きな女優さんではなかったんだけど知っていくと、あ、この人また出てるなーというそこはかとない、存在感、中毒性を覚えさせる微妙なラインが魅力的な人だと思う。
目がめちゃくちゃ綺麗ね。(私のタイプではないが←何様)
で、私、感情の起伏の激しさを表す演技でその役者さんが好きか嫌いか見てるところがあるみたいで(最近気づいた)ベラ・ファーミガの怒っているところは。。。
これがなかなかいい。
美人が笑う、とか困る、とか別に面白くもなんともないんだけど(ええ、ただの僻みです)、ぶちギレる、とか、すんごいムカついてる表情をする、とか、髪振り乱す、とか、そのあたりの異性からみたら引きそうな側面を思いっきりやってて、その自然さを垣間見れると、お、いーじゃーん、って思ってしまう。
で、このファーミガが、ディカプリオに、キツめにいうところ、マットデイモンを無視するときの顔が、いい!

あ、あとマイケルシーンもいい役なんだよね〜。ああいう、善悪がわけわからん映画の中で、善そのもの、の唯一の役で観客を中立な立場に戻してちゃんと映画を見やすくしてくれているポジション。ひたすらいい人。でもこういう役どころの扱いが、またディカプリオが追い詰められている感を上手く表現しているんですよね〜。いや〜!!!って叫んだよね、あのシーン。



この映画のキャスチングは本当にすばらしい。さすがスコセッシ。スコセッシ作品にでたい俳優も多いんだろうな。スピード感も音楽も、世界感がばっちり作られていてかなり面白い作品です。

いやー、映画最高!!

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