舞台は小説業界 - 歪笑小説の感想

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小説レビュー数 3,368件

歪笑小説

4.384.38
文章力
4.38
ストーリー
4.75
キャラクター
4.75
設定
4.50
演出
4.00
感想数
4
読んだ人
5

舞台は小説業界

4.04.0
文章力
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
4.5
演出
4.0

「笑」シリーズ第4弾作品。 著者である東野圭吾さんのブラックな笑いあふれる連作短編集です。出版業界の実情、作家稼業の厳しさやつらさや喜びを巧みに混ざりこんだエンターテイメントに仕上がっています。 小説を作るのに関わっている様々な人々について笑いありで知りたい人がいればぜひとも見て欲しい作品。読んでいても飽きが来ないし、著者の本への愛情なども伝わってきて、様々な面で心がホカホカ温まってきたような気がします。 見落としてしまいがちなところ 表紙と巻頭をちゃんと見てください。 見落としがちな部分なので気づかなかった人も多いと思います。 まぁ漫画の要領で表紙や裏表紙などを細かくチェックする私なので見落としませんでしたが。

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東野圭吾の小説、キャラクターの役割と作品のメッセージ

東野圭吾の小説のキャラクター東野圭吾の小説にでてくる主人公が、私は大好きだ。小説において主人公のキャラクターは重要な役割を持っている。東野圭吾の小説には正統派の主人公も出てくれば、そうではないキャラクターも登場する。まずは正統派の主人公。私が思い浮かべるのは、日本橋署勤務の「加賀恭一郎」。所轄の刑事なのに独自の視点で事件と被害者の関係を紐解いていく。地道で時には遠回りしながらも、最後は真相に必ずたどり着く彼の姿は読了後にさわやかな気持ちにさせてくれる。「浪花少年探偵団」では、「忍センセ」とクラスの子供たち。きっぷの良い大阪弁と忍センセの気質が見事にマッチしていて、引き込まれる。正しいことは正しいという忍センセと共に、加害者に向き合い、生徒の親や生徒自身が事件に関係している時の忍センセのコメントに共に涙することができる。歪笑小説における作家のキャラクター共感しやすいこうした作品以外で、東...この感想を読む

4.54.5
  • kikukiku
  • 228view
  • 3312文字
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