夢に出そう。
ちょっと身につまされる一冊。 お魚大好きなエリザベス。水族館大好き、家でももっと飼いたいけれど、許されてるのはグッピー1匹。 でも両親はろくにエリザベスの話は聞かず、その生返事っぷりが本当に、読んでてちょっと地団駄すら辞さないレベルです。 (でも子供の話すこと、別にまあ聞き流してもいいかなって思ってしまうことは確かにたまにあり…。何だか我が身を省みることになりました。ごめんね娘) 家の蛇口をひねって、魚が出てくる事態に、それでもぎりぎりまで真面目に取り合わない両親と、水槽を調達して何とかするエリザベス。 いよいよというときになってやっと、やっと、両親は状況を把握せざるを得なくなります。あと、やってきた水族館の水槽係の人の発言には突っ込みどころがいろいろと。 子供に読ませたいというより、親に読んで欲しい絵本です。 子供の言葉をむやみにスルーすると、ここまでではなくても、何か起きてしまいそうな気がしてきます。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)